4月26日|提灯づくりイベント 当日レポート

穏やかな陽気に恵まれた一日。

風もほとんどなく、やわらかな光に包まれる中、提灯づくりイベントがスタートしました。

今回の企画は、店長がかねてより惹かれていた提灯づくりの老舗「鈴木茂兵衛商店」様とのタイアップ。

水戸市が日本三大提灯産地のひとつであることや、「提灯は“たためること”が前提」という基本から、丁寧にレクチャーいただきました。

まずは、色とりどりの和紙選びから。

参加者の皆様それぞれの感性が表れる、楽しいひとときです。

制作は、骨組みにのりをつける工程からスタート。

ポイントは、はけで“なぞる”のではなく、“上から叩くように”つけること。

「タン、タン」と小気味よい音が会場に響き、職人の所作の心地よさが広がります。

続いて和紙貼りの工程へ。

馬の毛でできたはけに持ち替え、しわにならないよう丁寧に整えていきます。

皆様、真剣な表情で一つひとつの工程に向き合われていました。

乾燥と最終仕上げは鈴木茂兵衛商店様にお任せし、その間は展示場をご案内。

木の香りに包まれた和の空間で、ゆったりとした時間をお過ごしいただきました。

そして、完成した提灯に灯りをともした瞬間——

会場には自然と笑顔が広がり、やわらかな歓声があふれました。

現代は、懐中電灯やスタンドライト、スマートフォンなど、手軽に“灯り”を得られる時代です。

それでも、和紙を通してやさしくにじむ提灯の灯りは、単なる明るさではなく、どこか心をほどくような安らぎをもたらしてくれます。

風情や情緒。

効率だけでは測れない価値を、あらためて感じた一日となりました。

これからも、そんな感性に触れる体験を大切にしていきたいと思います。