和モダンと北欧ミックスのつくり方|ジャパンディインテリアを整える5つのチェックポイント
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
和モダンと北欧ミックスの住まいは、落ち着きとあたたかさを同時に感じられる点が大きな魅力です。
一方で、「和を入れすぎると古く見えそう」「北欧寄りにすると和モダン感が消えそう」と、バランスの取り方に悩む方も少なくありません。
そこで今回は、茨城県で伝統的な「和」の住宅を手がける『ノーブルホーム粋(SUI)』が、和モダンと北欧スタイルを自然に融合させるための具体的な方法を解説します。
見た目だけで終わらない、「暮らしに溶け込む和モダンと北欧ミックスのつくり方」を、ぜひ最後までごらんください。
目次
和モダンと北欧ミックスとは|ジャパンディインテリアの基本

和モダンと北欧の要素を組み合わせたインテリアは、近年「ジャパンディ」という名称で世界的に注目を集めています。
まずは、このスタイルの基本的な考え方と特徴を理解しましょう。
ジャパンディとは日本と北欧の「価値観」の融合
ジャパンディとは、日本の美意識と北欧デザインを融合させたインテリアスタイルを指します。
このスタイルの核心は、日本の「侘び寂び」や「間(ま)」の概念と、北欧の「ヒュッゲ(家でくつろぐ心地よさ)」や「ラーゴム(ちょうど良いバランス)」といった価値観が、自然に調和することにあります。
どちらも過剰な装飾を避け、本質的な美しさと機能性を追求する点で共通しているのです。
ジャパンディと和モダンの違い
ジャパンディと和モダンは似ているようで、実は明確な違いがあります。
以下の表で比較してみましょう。
| 項目 | 和モダン | ジャパンディ |
|---|---|---|
| スタイルの構成 | 日本の伝統的な要素を現代風にアレンジ | 和と北欧の要素を対等に融合 |
| 主役となる要素 | 畳・障子・格子など和の要素が中心 | 和と北欧のどちらが主役とも言えないバランス |
| 色使い | 墨色・茶色など伝統的な和の色が中心 | ベージュ・グレー・白など中間的な色調 |
| 空間の印象 | 日本らしさが前面に出る | 和と北欧の境界が曖昧な国際的な雰囲気 |
| ベース | 和ベース | 和と北欧の中間 |
こうして見ると、和モダンは「和を主役にした現代的な空間」であるのに対し、ジャパンディは「和と北欧が溶け合った新しいスタイル」といえます。
和モダンと北欧ミックスが成立する理由|相性がいい3つの共通点

ここでは、実際に住まいへ取り入れる際の視点から、両スタイルが自然に調和しやすい理由を整理していきましょう。
自然素材を大切にする価値観
和モダンと北欧のテイストが相性よく調和する大きな理由は、どちらも自然素材を重視している点にあります。
- 日本の住まい:古くから木や紙、土などの素材を暮らしの中に取り入れてきた
- 北欧の暮らし:無垢材やリネンなど、素材そのものの風合いを活かす考え方が基本
このように、人工的なものよりも素材の質感を大切にする姿勢が共通しています。
そのため、和モダンと北欧を組み合わせても違和感が生まれにくいのです。
シンプルで余白を活かすデザイン思想
和モダンと北欧デザインは、どちらも装飾過多を避け、あえて余白を残すことで美しさを表現します。
影響を受けているとして挙げられるのは、以下のような思想です。
- 和モダン:引き算の美学
- 北欧:機能美の追求
余白があることで、家具や照明の存在感が引き立ち、ジャパンディ特有の落ち着いた雰囲気が生まれやすくなります。
「居心地のよさ」を重視する暮らし方
和モダンと北欧のテイストでは、見た目以上に居心地のよさを優先する考え方も共通しています。
- 日本の住まい:季節を感じながら静かに過ごす時間を大切にしてきた
- 北欧の暮らし:室内にいる時間を快適に過ごす工夫が積み重ねられている
だからこそ、和モダンと北欧を組み合わせた空間は、自然と心地よい雰囲気を醸し出すのです。
【5つのチェックリスト】和モダンと北欧ミックスを失敗しないポイント

和モダンと北欧ミックスを美しく仕上げるためには、感覚ではなく“判断できる基準”を持つことが大切です。
ここでは、空間を整える前に確認したい5つのポイントをチェックリスト形式で整理します。
- ①色は3色以内に抑えられているか
- ②木の色味・素材感は統一されているか
- ③家具はロースタイルでそろっているか
- ④照明は「やわらかい光」になっているか
- ⑤余白(間)が残っているか
①色は3色以内に抑えられているか
和モダンと北欧ミックスでは、使う色を3色以内に抑えることを基本に考えましょう。
ベースカラーに白やベージュ、グレーなどの落ち着いた色を選び、木の色を加え、アクセントカラーはごく控えめにします。
色数が4色以上になると、途端に雑多な印象になってしまいます。
②木の色味・素材感は統一されているか
和モダンも北欧も木材を多用するスタイルですが、木の色味がバラバラだと空間にまとまりが生まれません。
ナチュラル系、ミディアム系、ダーク系のいずれか1つに絞りましょう。
たとえば、床がナチュラルな明るい木材なら、家具やテーブルも同じトーンでそろえます。
また、木材だけでなく、リネンや和紙、石といった自然素材全体の質感が調和しているかどうかも重要です。
③家具はロースタイルでそろっているか
和モダンと北欧ミックスでは、立ったときに視界が遮られない、低めの家具配置(ロースタイル)が基本です。
ソファ、テーブル、収納家具などは、できるだけ低めのものを選びましょう。
目安としては、座った状態で家具と視線の高さがそろうことが理想です。
高い家具が並ぶと圧迫感が生まれ、せっかくの余白を活かしきれません。
④照明は「やわらかい光」になっているか
照明は間接照明やペンダントライトを活用して、陰影のあるやわらかな光を演出しましょう。
とくに、和紙や木材など自然素材の照明器具を選ぶと、両スタイルの融合がより自然になります。
また、調光機能を取り入れて、朝昼晩で明るさを変えられるようにすると、より居心地の良い空間に仕上がります。
⑤余白(間)が残っているか
最後に、最も見落としがちなのが余白です。
和モダンと北欧ミックスでは、何も置かない空間そのものがデザインになります。
家具を壁一面に詰め込まず、少なくとも一面は何も置かない余白として残す意識が大切です。
茨城県で「和モダンと北欧ミックスの住まい」を設計段階から整えたい方は、素材や配色、空間全体のバランスまで一貫してご提案できるノーブルホーム粋(SUI)にお問い合わせください。
理想のイメージを丁寧に伺いながら、暮らしに合った上質な住まいづくりをサポートいたします。
和モダンと北欧ミックスはリビングから整える|部屋別の整え方

和モダンと北欧ミックスは、部屋ごとに役割を整理して考えると、全体のバランスが取りやすくなります。
とくにリビングを基準に考えることで、他の空間も自然につながりやすくなります。
リビング|和モダンと北欧ミックスの完成度を決める場所
リビングは、和モダンと北欧ミックスの「顔」となる空間です。
ここでは、和と北欧の要素を北欧6:和4または5:5のバランスで取り入れましょう。
たとえばこちらのリビングは、無垢材の床や家具をベースに北欧デザインのシンプルさを取り入れつつ、隣接する畳スペースや格子建具によって和の落ち着きを自然に重ねた事例です。
全体の色味をそろえることで、和モダンと北欧ミックスが違和感なく成立しています。

〈関連ページ〉和モダンの美意識が息づく、心やすらぐ住まい
和モダンなリビングの事例や詳細は、こちらの記事も参考にしていただけます。
〈関連ページ〉かっこいい和モダンのリビング実例|レトロ・ナチュラル・北欧風など和モダンコーディネートの作り方
また、こちらのリビングは、明るい色の無垢フローリングと白い壁をベースに、北欧デザインのソファとダイニングセットを組み合わせました。
北欧らしいシンプルさを軸にしながら、低めの家具と余白を意識した配置によって、ジャパンディな落ち着いた雰囲気が感じられます。

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寝室|北欧寄りでやわらかい印象に
寝室は、北欧テイスト寄り(北欧7:和3程度)でまとめると格式張らずやわらかな雰囲気になり、ゆったりとくつろげる空間に整います。
ベッドフレームは低めのものを選び、リネンのベッドカバーやクッションでやわらかな質感を演出しましょう。

和の要素は、障子風のクローゼット扉や墨色のアクセントウォールなど、控えめに取り入れるのがおすすめです。
和室|和を残しつつ北欧要素を少しだけ足す
和室では、和の要素を主役にしながら北欧のアクセントを控えめに加えることで、現代的なジャパンディスタイルに仕上がります。
こちらの和室のように、シンプルな和の要素をベースに整えておきましょう。
そこに照明やクッションで北欧テイストをプラスすれば、和の雰囲気を損なわずにミックスできます。

〈関連ページ〉趣味を楽しむコの字の和モダン住宅
和室のモダンコーディネートについての詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉和室のモダンコーディネート実例|古い和室ではできない、おしゃれでかっこいい部屋づくり
和モダンと北欧ミックスは外観まで統一すると、より完成度が高まる

インテリアだけでなく外観まで和モダンと北欧の思想を貫くことで、住まい全体に自然な一体感が生まれます。
とくに注文住宅を検討されている方は、設計段階から外観デザインを意識することで、より完成度の高い住まいが実現できます。
外観を整えるために意識したい点は、以下のとおりです。
- 木や塗り壁など、質感のある素材を一つの軸として選ぶ
- 主役と脇役の素材を整理して、全体のバランスを取る
- 形は直線的に整え、格子や軒の出などの細部で和の要素を取り入れる
こうした考え方を取り入れることで、和モダンと北欧が調和した、上品で落ち着いた外観に仕上がります。
施工事例を見ながら、イメージを膨らませてみましょう。
こちらは、箱型のすっきりとした形に塗り壁を合わせたデザインで、北欧テイストの直線的な印象が際立つ事例です。

〈関連ページ〉街並みのアイコンとなるシンボリックなコの字の平屋
またこちらの事例では、切妻屋根や深い軒、縦格子を取り入れることで、和の要素をディテールとして表現しています。

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和モダンな外観についての詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉【和モダンの外観実例】ベージュ編|外壁・屋根の色・外構などの合わせ方、おしゃれな外観のつくり方を解説
ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
和モダンと北欧ミックスを「家づくり」で完成させるという選択

和モダンと北欧ミックスは、家具や雑貨で雰囲気を寄せることもできますが、本当の心地よさや統一感を求めるなら、家づくりの段階から考えることが近道です。
以下の要素をまとめて設計することで、後からの違和感を防ぎやすくなります。
- 床材の色味や質感
- 天井の高さ
- 窓の配置
- 照明計画
- 余白の取り方など
とくにジャパンディのような繊細なスタイルは、後からの調整が難しく、「なぜか落ち着かない」と感じやすいところが注意点です。
和の建築を深く理解しているノーブルホーム粋(SUI)だからこそ、従来の和風住宅とは一線を画す繊細な設計が可能になります。
茨城県で理想の和モダンと北欧ミックスの住まいを実現したい方は、ノーブルホーム粋(SUI)にお問い合わせください。
伝統的な和の建築技術を受け継ぎながら、現代の暮らしに合わせた心地よい住まいをご提案いたします。
まとめ
今回は、和モダンと北欧ミックススタイルの考え方や取り入れ方について、空間づくりのポイントや施工事例を交えながら解説しました。
和と北欧、それぞれの良さを活かしながら配色や素材、余白を整えることで、見た目だけでなく、毎日の暮らしが心地よく感じられる住まいの実現につながります。
本記事が、住まいづくりを具体的に考え始めた方にとって、方向性を整理するヒントになれば幸いです。

