Natural materials
自然との調和を貴しとする日本では、古来自然の素材を積極的に建築に用いてきました。日本が世界に誇る左官の技とともに、その一部をご紹介します。
無垢材とは、丸太から切り出した自然の状態のままの木材のこと。樹種によって木目や色見、肌触りがまったく異なり、二つとして同じものが無いのが特徴。 杉や桧などの針葉樹は柔らかく歩行感が抜群。オーク(楢)やウォールナット(胡桃)などの広葉樹は全般的に堅木が多く、高級家具などにも使用されています。 用途と雰囲気にぴったりの樹種を粋がご提案致します。
天然石は産地やその組成により、様々な種類があります。タイルとは異なり、天然の持つ表情を長く愉しむことができるのが特徴です。 自然によってつくられた色合いや風合いは種類によって千差万別。その中から、住まいやインテリアと調和し、庭やアプローチなどの空間に相応しい雰囲気となる石を吟味し、空間づくりに活かしていきます。 粋では、大谷石や十和田石、白川石、茨城県産の稲田白御影石、八溝石、つくば石などを使用しています。
近年、シックハウス対策の壁材として注目されている漆喰や珪藻土。いずれも自然の素材から作られるもので、空気を浄化するだけでなく、吸・放湿を繰り返す調質作用もあるため、多湿の日本の風土には最適な素材と言えます。塗壁にすると落ち着きのある雰囲気になり、見る角度や光の当たり具合で表情が変わることも特徴です。 粋では空間の雰囲気に合った色や塗り方をご提案し、伝統の技術を受け継ぐ左官職人により丁寧に仕上げていきます。
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