和室のモダンコーディネート実例|古い和室ではできない、おしゃれでかっこいい部屋づくり

※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
モダンな和室に憧れながらも、中には「古い印象にならないか不安」「洋風インテリアとのバランスが難しそう」と感じる方も多いと思います。
そこで今回は、茨城県で和の伝統美を取り入れた住宅を建築している『ノーブルホーム粋(SUI)』が、モダンでおしゃれな和室の実例や、センス良くまとめるコーディネート術を紹介します。
失敗しないテクニックや、限られた空間を広く見せるレイアウトの工夫なども盛り込みました。
長く愛せる和室のモダンコーディネートを学びたい方は、ぜひ最後までごらんください。
目次
古い和室との違い|現代に調和するモダンコーディネート

昔ながらの和室には、畳の香りや障子越しの光など、心が落ち着く魅力があります。
今も「和の空間が好き」という声は、多くのお客様から寄せられています。
一方で、現代の暮らし方とは合わず、使いにくさや古さを感じる場面も少なくありません。
そこで注目されているのが、伝統の良さを残しながら快適性を高めた「和モダン」スタイルです。
<古い和室とモダンな和室の違い>
項目 | 古い和室 | モダンに進化したおしゃれな和室 |
---|---|---|
畳 | 昔ながらの畳は現代感がやや欠ける | 琉球畳やヘリなし畳で、すっきりと現代的な印象に |
収納 | 押し入れが深すぎて使いにくいことがある | 収納の奥行きを浅くし、見た目だけ‟押し入れ風”にするなど、使い勝手とデザインの良さを両立 |
明るさ | 暗い印象になりやすい | 間接照明を加え、やさしく明るい空間に |
和とモダンの融合によって、趣と機能性の両立が可能になります。
和室のモダンコーディネート実例集|おしゃれでかっこいい部屋にするアイデア

ここからは、和室のモダンコーディネート実例を紹介します。
理想に近い実例を見つけて、イメージを広げてみてください。
リビングに寄り添う静かな和室|木の質感が調和する空間
こちらは、現代のリビングにしっくり溶け込む、和室のモダンコーディネートの実例です。
余計な装飾を加えないことで、素材そのものの美しさが際立っています。
まさに、「引き算の美学」で魅せる、モダンスタイルの和室です。

間接照明が畳の質感を引き立て、木のぬくもりと陰影が心地よく調和します。
直線的なブラインドも、モダンな「抜け感」をほどよく演出していますね。

〈関連ページ〉庭とアプローチでお客様を楽しませる家
「抜け感」のあるかっこいい和モダンリビングの実例は、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉かっこいい和モダンのリビング実例|レトロ・ナチュラル・北欧風など和モダンコーディネートの作り方
“温故知新”を楽しむ和室|色使いでつけるメリハリ
こちらは、和室に間接照明やアクセントカラーを取り入れ、モダンな印象に仕上げたコーディネートです。
濃紺色の押し入れで、空間全体が引き締まって見えるのがポイントです。
畳や障子など、和の素材感はそのままに、洗練された空気が漂う上質な空間が完成しています。

赤の壁紙が映える書斎スペースは、思い切った色使いでモダンな個性をプラスしています。
空間ごとのメリハリのある演出も魅力的ですね。

〈関連ページ〉日本伝統の照明が映える家
高級感のある純和風・和モダン住宅の実例は、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉純和風・和モダンの高級住宅実例|伝統的な間取り・内装・外観デザインの種類、素材など解説
格子戸と障子が映える和室|ご家族がくつろげる空間
こちらは、ダイニングやリビングと一体感を持たせながらも、心が落ち着く一角としてしつらえた和室です。
すっきりとした白壁と淡い畳のコントラストが美しく、現代的な和のコーディネートが光ります。
上質な“余白”を感じられる空間で、ご家族も来客もゆったりと心地よく過ごせます。

光と風が通り抜けるような、開放的な雰囲気も素敵ですね。
お子さまの遊び場やお昼寝スペースとしても活躍する、伝統と機能美が融合した実例です。

〈関連ページ〉和モダンの美意識が息づく、心やすらぐ住まい
デザイン性の高い住宅の間取り・外観の実例は、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉デザイナーズ住宅で理想の一戸建てを実現|間取り・外観の実例と価格相場も解説
レトロモダンが心地よい和室|光と陰が織りなす静けさ
こちらは、天井からのやわらかな間接照明の光と、壁一面の落ち着いた色味が調和した和室です。
障子の代わりにブラインドを採用し、和の要素に現代的なエッセンスを加えています。
シンプルな設計なので、雑貨やアートをプラスして表情を変える楽しみもありますね。

また、リビングも木のぬくもりを感じるシンプルな家具でまとめられています。
和室とのつながりを感じさせる、ナチュラルモダンなインテリアが印象的です。

〈関連ページ〉京都の路地を思い起こさせる和モダン住宅
リビングもレトロモダン風に仕上げたい方は、こちらの記事もご確認ください。
〈関連ページ〉レトロな和モダンのリビング実例|狭いリビングを広く見せるインテリアコーディネートのコツも紹介
ご家族のそばに寄り添う和室|小さな和の居場所
こちらは、リビングとダイニングの間に設けた小上がりの和室です。
段差を設けて空間をゆるやかに区切りつつ、ご家族の気配を感じられる距離感に設計されています。
食後にゆったりと横になるひとときやお子さまの遊び場、来客のくつろぎスペースとしても重宝する、暮らしに寄り添う実例です。

和と洋の境界を感じさせないデザインで、和モダンの魅力を引き立てています。
リビングやダイニングと木の色味を統一し、全体の一体感も生まれていますね。

〈関連ページ〉敷地条件を活かしたコの字の家
こちらの記事で、和モダンな家の内装についての詳細を確認できます。
〈関連ページ〉おしゃれな和モダンの家・内装実例|レトロでかっこいい部屋の作り方、コーディネートのポイントを解説
ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった実例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
茨城県でモダンな和室のある家づくりを検討中の方は、ノーブルホーム粋(SUI)にお問い合わせください。
一人ひとりの理想に合わせて、現代の暮らしに寄り添う家づくりをサポートいたします。
和モダンな部屋の作り方|暮らしやすく現代になじむデザインとは

和モダンな部屋づくりは、ちょっとした工夫を取り入れることで、初心者の方でもおしゃれに仕上げることが可能です。
ここからは、6畳ほどの空間でも挑戦しやすい、基本のテクニックを紹介します。
「無垢材×畳×間接照明」で作るやわらかな空間
和モダン空間のベースとなるのは、自然素材を活かしたやわらかな質感です。
床や天井に無垢材を、座るスペースに琉球畳などを取り入れると、落ち着いた印象に仕上がります。
さらに間接照明を加えることで、光がやわらかく拡散し、あたたかく包まれるような心地よさが生まれます。
視界に入る光源を抑えると、より“和の静けさ”を引き立てることが可能です。
配色は「7:2:1」の黄金比を意識する
配色や色選びに迷ったら、以下の黄金比を意識してみましょう。
- ベースカラー(7):ベージュやホワイトなどの淡い色
- メインカラー(2):ブラウンやグレーなどの中間色
- アクセントカラー(1):黒・藍・柿渋などの伝統色
全体を3色以内に抑えることで視覚的にまとまりが生まれ、素材の風合いが引き立つ、上品でモダンな空間に仕上がります。
壁紙・天井・障子で遊ぶ“モダンコーディネート”のテクニック
和室を現代風に仕上げるには、視線が行く箇所に素材やデザインでポイントを加えるのがコツです。
例えば、以下のような工夫が効果的です。
- 壁紙:和紙調・織物風など、質感のあるクロスで奥行きを演出
- 天井:木目板張りでやさしい陰影を生み出す
- 窓まわり:透ける格子や障子で「抜け感」をプラス
また、間接照明を壁や天井に仕込むと、障子や格子、板の間に影が浮かび上がり、空間に動きと趣が生まれます。
和の素材を活かしながら、余白・陰影・透け感といった“抜け”を作ることで、洗練されたモダンコーディネートが完成します。
6畳の和室でも広く見せるポイント
限られた空間を広く見せるには、以下のような工夫が有効です。
- 壁や天井を淡いトーンで統一し、色の膨張効果を狙う
- 小上がりを作るなど、段差をつけて奥行きを出す
- 家具は低めにし、視界に広がりを出す
ちょっとした工夫で、6畳の空間でも開放感のある和モダンが実現できます。
和室のモダンコーディネートは“引き算”がカギ

素材や色、デザインにこだわるのはもちろん大切ですが、和モダンを上品に仕上げるには“引き算”の美学が重要です。
すべての要素を盛り込むのではなく、「あえて余白を残す」ことで、空間の美しさが引き立ちます。
少し物足りないくらいの仕上がりが、かえって凛とした和の奥ゆかしさとモダンな印象をもたらします。
ノーブルホーム粋(SUI)で叶える理想の和モダン空間

和モダンな住まいを本格的に取り入れるなら、間取りや素材選びの段階からプロの視点が欠かせません。
ノーブルホーム粋(SUI)では、建築士やコーディネーターが連携し、暮らしに寄り添う和の空間を一貫して提案しています。
ノーブルホーム粋(SUI)が叶える高品質な“和とモダンの融合”
豊かな暮らしには、ただ和室を“取り入れる”だけでなく、ライフスタイルに自然になじむ設計が重要です。
例えば、リビングとのつながり方や段差のつけ方、障子やドアといった建具選びなど、細やかな設計によって「和の心地よさ」が空間全体に広がります。
自然素材の良さを活かした建材選びや、動線に沿った余白のある空間デザインも、ノーブルホーム粋(SUI)が得意とするポイントです。
一つひとつのディテールにこだわることで、暮らしやすく品のある「和モダン空間」が実現します。
オンライン相談や施工実例のチェックもおすすめ
上質な部屋づくりが気になる方は、まずはノーブルホーム粋(SUI)の施工実例をぜひのぞいてみてください。
現代の暮らしになじむデザインや自然素材の使い方など、イメージが広がるヒントがきっと見つかります。
もちろん、随時オンライン相談も可能です。
茨城県で和モダンな家づくりに興味をお持ちの方は、ノーブルホーム粋(SUI)にお問い合わせください。
伝統的な「和の趣」を大切にし、イメージのすり合わせから丁寧にサポートいたします。
まとめ
今回は、現代の暮らしにやさしくなじむ「和室のモダンコーディネート」を、実例や配色・素材の工夫を通して紹介してきました。
自然素材の質感やほどよい抜け感を意識した空間は、見た目の美しさだけでなく、暮らしそのものに落ち着きをもたらしてくれます。
この記事が、あなたが理想とする「モダンな和室づくり」のきっかけになれば幸いです。