おしゃれでかっこいいモダンな床の間の実例5選|上質な和室に仕上げるデザインのコツ
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
和室に床の間を設けるなら、伝統的な趣を大切にしながら、現代の住まいにもなじむおしゃれでかっこいい空間に仕上げたいですよね。
モダンな床の間を実現するには、床柱や床板の素材、壁や照明の選び方に加え、和室全体の統一感を意識することがポイントになります。
そこで今回は、茨城県で和の美意識を取り入れた注文住宅を手がける『ノーブルホーム粋(SUI)』が、モダンな床の間の施工事例をはじめ、上質な空間に仕上げるデザインのポイントやインテリアの飾り方、新築時に押さえておきたい設計の工夫を紹介します。
伝統美と現代的なデザインが調和する、理想の床の間づくりのために、ぜひ最後までごらんください。
床の間は和室に「趣と奥行き」をもたらす伝統的な空間

床の間とは、和室の一角に設けられた、掛け軸や花などを飾るための空間です。
古くから客人をもてなす場所として大切にされ、日本の伝統的な住まいを象徴する意匠の一つとなっています。
一般的な床の間は、次のような部材で構成されています。
- 床柱:床の間の脇に設ける柱
- 床板(床畳):床の間の床面に張る板や畳
- 床框(とこがまち):床の間の前面に設ける横木
- 落とし掛け:床の間の上部に設ける横木
- 地板(じいた):床の間の脇などに張る板
床の間を設けることで和室に視覚的なアクセントが生まれ、室内に奥行きや落ち着きを感じさせます。
また、現代の住宅では、伝統的な形式にとらわれない床の間も取り入れられています。
床柱を省いたシンプルなデザインや、壁の色・素材をアクセントにしたスタイルなど、選択肢はさまざまです。
和の趣を大切にしながら、素材や造作を現代的にアレンジできることが、モダンな床の間の魅力です。
おしゃれでかっこいいモダンな床の間の実例

床の間は、造作や周囲の空間との組み合わせによって、さまざまな表情を見せます。
ここでは、ノーブルホーム粋(SUI)の施工事例をもとに、和の伝統美と現代的なデザインが調和する床の間のつくり方を紹介します。
高級旅館のような上質さを感じる床の間
こちらは、木をふんだんに取り入れた天井や柱、障子の美しい直線が印象的な和室です。
正面の床の間には掛け軸や花が飾られ、周囲の木の造作と調和しながら、和室の中心となる空間をつくっています。
天井に規則的に並ぶ木の意匠や、やわらかな照明も上質さを引き立てる要素です。

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高級旅館の特別室のような、落ち着きと華やかさを兼ね備えた空間に仕上がっています。
伝統的な意匠が重厚感を生む床の間
こちらは、伝統的な和室の意匠を大切にした、格式を感じさせる床の間です。
落ち着いた色合いの壁に、黒い額装の作品が映え、空間全体を引き締めています。
天井や建具には木の風合いが活かされ、和室全体に統一感があります。

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中央に置かれた存在感のある一枚板のテーブルとの組み合わせも印象的です。
木の力強さと伝統的な造作が調和し、重厚で品格のある空間をつくり出しています。
丸い床柱と丸窓が印象的な床の間
こちらは、自然な風合いを残した丸い床柱と、壁に設けた丸窓が印象的な和室です。
床の間には畳を敷いた「床畳」を採用し、伝統的な趣を感じさせる造作で仕上げています。
木の表情を感じる天井や、落ち着いた色合いの壁も、和の雰囲気を引き立てています。

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丸い床柱の素材感と、やわらかな曲線を描く丸窓が調和し、装飾を抑えながらも個性を感じられる空間です。
間接照明が映えるシンプルな床の間
こちらは床柱を省き、壁と床板をすっきりと仕上げた現代的な床の間です。
上部に設けた間接照明が壁面をやわらかく照らし、光による陰影が空間に奥行きを与えています。
明るい木部と落ち着いた色合いの壁も、自然な温かみを感じさせる組み合わせです。

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また、床の間の横には収納を設け、和室全体を整った印象にまとめています。
何も飾らなくても美しく見える、余白を活かした和モダンな空間です。
濃い色の襖が引き立つコンパクトな床の間
こちらは、壁面の一角にコンパクトな床の間を設けた和室です。
床の間はシンプルな造作でまとめ、隣に設けた濃い色の襖が空間を引き締めています。
グレー系の壁と明るい木部の組み合わせも、落ち着いた雰囲気を演出する要素です。

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床の間の大きさを抑えながらも、周囲の建具や壁との色のバランスを整えることで、上質な和室に仕上がっています。
ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
和モダンな床の間をおしゃれに仕上げるデザインのポイント

モダンでかっこいい床の間を実現するには、素材や造作、照明を、空間全体のバランスを考慮して選ぶことが重要です。
ここでは、床の間そのものの美しさを引き立てる、4つのデザインのポイントを紹介します。
床柱や床板のデザインで印象を変える
床柱や床板は、床の間の印象を左右する重要な要素です。
素材や形状を変えることで、伝統的な趣から現代的な雰囲気まで幅広い表現が可能です。
たとえば、木目の美しい床柱を取り入れると、自然素材の温かみや存在感が生まれます。
一方、写真のように床柱を省き、壁と床をすっきり仕上げれば、シンプルな和モダンの空間になります。

床板も、木材の色合いや仕上げ方によって印象が変わる部分です。
畳や天井、建具との統一感を意識し、和室全体で素材や色の方向性をそろえることが、上質な空間づくりにつながります。
和室に合う建具の種類やデザインの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
〈関連ページ〉和室のモダンな建具事例|建具の種類、おしゃれでかっこいい和室をつくる5つのポイント
壁の色・素材で落ち着きと高級感を演出する
床の間の壁は、色や素材の選び方によって空間の印象が変わります。
モダンな和室には、塗り壁や和紙調クロスなど、素材の質感を活かした仕上げがおすすめです。
壁の色によって、次のような違いがあります。
| 壁の色 | 与える印象 |
|---|---|
| ベージュ・生成り系 | やわらかく温かみのある雰囲気 |
| グレー系 | 落ち着きのある現代的な印象 |
| 墨色・濃いブラウン系 | 空間を引き締める重厚な印象 |
アクセントを取り入れる際は、畳や天井、建具とのバランスを考えて色数を絞ると、空間全体にまとまりが生まれます。
間接照明で美しい陰影をつくる
床の間の高級感を引き立てるには、照明による光と影の演出も効果的です。
間接照明は、光源を直接見せず、壁や天井に光を当てて空間を照らす方法です。
床の間に取り入れると、壁の質感や飾り物の輪郭が浮かび上がり、落ち着いた雰囲気をつくれます。
床の間の上部から壁面を照らせば、縦方向の広がりや奥行きを感じさせる演出も可能です。
ただし、光が強すぎると照明そのものが目立ってしまいます。
周囲の明るさとのバランスを整え、床の間の意匠を引き立てるように計画しましょう。
装飾を抑えて余白を活かす
モダンな床の間は、何も飾らなくても美しく見えるデザインを意識しましょう。
素材感のある壁と木目の美しい床板を組み合わせることで、造作そのものが和室のアクセントになります。
さらに、照明による陰影を加えれば、落ち着きのある空間に仕上がります。
装飾を控えて余白を残すことで、一つひとつの素材や意匠の美しさが引き立ちます。
床の間をおしゃれに演出するインテリアと飾り方

床の間は、飾るものによって季節感や個性を表現できる空間です。
ここでは、モダンな和室になじむインテリアの選び方と、床の間を美しく見せる飾り方を紹介します。
掛け軸やアートを取り入れる
床の間には、和室の雰囲気に合わせて掛け軸やアートを取り入れると、空間に個性が生まれます。
たとえば、次のような飾り方があります。
- 掛け軸: 山水画や書などを飾り、伝統的な趣や格式を演出する
- アートパネル: 抽象画などを取り入れ、現代的な印象に仕上げる
- タペストリー: 布の質感を活かし、やわらかな雰囲気を添える
飾るものを選ぶ際は、床の間の壁の色や大きさとの調和を意識しましょう。
色数を抑えた作品を選ぶと、和室全体にまとまりが生まれます。
花器や枝物で季節感を添える
春には桜や梅の枝、秋には紅葉した枝物など、床の間に花器や植物を飾ると、自然の彩りと季節感が生まれます。
モダンな空間には、形のすっきりした陶器やガラスの花器もおすすめです。
一輪挿しや枝物を使えば、少ないアイテムでも印象的に飾れます。
花器と植物の高さや広がりを考えると、壁面とのバランスが整い、すっきりとした印象に仕上げることが可能です。
季節ごとに飾るものを変えれば、床の間を暮らしの中で楽しめる場所として活用できます。
飾るものの数や配置を工夫する
床の間をおしゃれに見せるには、飾るものの数を絞り、配置にメリハリをつけることが重要です。
飾り方を考える際は、次の点を意識しましょう。
- 大きなものと小さなものを組み合わせ、高さに変化をつける
- 飾り物を均等に並べすぎず、適度な余白を残す
- 色や素材の種類を絞り、床の間全体に統一感を持たせる
掛け軸と花器を組み合わせる場合は、掛け軸を中心にして、花器を左右どちらかに配置する方法があります。
飾るものの存在感が強くなりすぎないよう、床の間全体のバランスを考えて配置しましょう。
新築で後悔しないかっこいい床の間づくりのポイント

新築で床の間を設ける際は、デザインに加え、間取りや実際の使い方まで考えておく必要があります。
ここでは、床の間の配置や和室の広さなど、設計段階で押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
和室の入口からの見え方を意識する
床の間を設ける際は、和室に入ったときに美しく見える位置を考えましょう。
設計段階では、次の点を確認しておくと安心です。
- 入口から自然に目が向く位置に床の間があるか
- 扉を開けたときに床の間が隠れないか
- 家具によって床の間が見えにくくならないか
間取り図に加え、完成後の室内を立体的に表したイメージ図なども活用し、実際の見え方を確かめておくのがおすすめです。
窓や庭とのつながりを考える
床の間のある和室では、窓から見える景色を活かすことで、より趣のある空間を演出することが可能です。
たとえば、坪庭や植栽が見える位置に窓を設けると、室内にいながら四季の変化を楽しめます。
床の間の落ち着いた雰囲気と庭の緑が調和し、自然を身近に感じられる和室に仕上がります。
窓の配置を決める際は、庭の見え方に加え、隣家からの視線や日差しの入り方も確認しておきましょう。
和室と調和する和風庭園についての詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
〈関連ページ〉小さな和風庭園で叶える和モダンな住まい|実例や費用も紹介
和室の広さや用途に合わせて計画する
床の間の広さやデザインは、和室の用途に合わせて決めましょう。
大切な来客を迎える客間には、床柱を設けた伝統的な床の間がよく合います。
一方、ご家族がくつろぐ和室には、シンプルでコンパクトな床の間を取り入れるのも一つの方法です。
また、限られた広さの和室では、床の間を小さく設けたり、壁の一部を飾りスペースにしたりする工夫も考えられます。
床の間を設けることで家具の配置や移動に支障が出ないよう、必要な生活スペースも確保しましょう。
茨城県で床の間のある上質な和モダン住宅をご検討の方は、ノーブルホーム粋(SUI)にお問い合わせください。
ご希望に合わせ、おしゃれで現代的な和室のデザインや、暮らしに合った間取りをご提案いたします。
モダンな床の間に関するよくある質問

ここでは、モダンな床の間に関するよくある質問にお答えします。
Q.床の間に置くと良いもの、置いてはいけないものはありますか?
床の間には、雛人形や五月人形、正月の鏡餅、干支の置物など、季節の行事に合わせた飾り物がよく合います。
また、香炉や陶磁器の置物、美術工芸品なども、和室に趣を添えるアイテムです。
一方、日用品を無造作に置いたり、収納場所として使ったりすることは、伝統的な床の間の使い方とは異なります。
床板を傷つける重量物や、水漏れ・湿気によって素材を傷めるものにも注意しましょう。
飾るものに一律の決まりはありませんが、伝統的な作法やご家庭の習慣を大切にしたい場合は、それらも踏まえて選びましょう。
Q.床の間と仏間の違いは何ですか?
床の間と仏間は、主な用途が異なります。
床の間は、掛け軸や花などを飾り、和室の趣を演出するための空間です。
一方、仏間は仏壇を安置し、お参りするために設けられます。
どちらも和室に取り入れられるものですが、必要な広さや設計上の配慮は同じではありません。
新築で計画する際は、飾り物を楽しむ場所なのか、仏壇を安置する場所なのか、用途を明確にしたうえで検討しましょう。
床の間や仏間を取り入れた間取りの実例については、こちらの記事で詳しく解説しています。
〈関連ページ〉おしゃれな仏間・床の間の間取り実例|モダンな洋風の住宅に仏壇を収納するアイデアやルールも解説
Q.狭い和室でも床の間を設けられますか?
狭い和室でも、床の間の大きさや形状を工夫することで設置できます。
たとえば、壁面の一部に飾りスペースを設けたり、奥行きを抑えたデザインを採用したりする方法があります。
ただし、床の間の設置によって家具の配置や通路が狭くならないよう注意が必要です。
和室全体の使いやすさを優先し、無理のない広さで計画しましょう。
まとめ
今回は、おしゃれでかっこいいモダンな床の間の施工事例や、デザイン・インテリアの工夫、新築で後悔しないためのポイントについて解説しました。
床柱や床板の素材、壁や照明の選び方に加え、余白や陰影、和室全体とのつながりまで考えることで、伝統的な趣と現代的なデザインが調和する上質な床の間を実現できます。
本記事が、理想の床の間を取り入れた住まいづくりの参考になれば幸いです。
茨城県で床の間を取り入れた上質な和モダン住宅を建てたい方は、ノーブルホーム粋(SUI)にお問い合わせください。
伝統美と現代の暮らしが調和する、理想的な住まいづくりをご提案いたします。

