純和風・和モダンの高級住宅実例|伝統的な間取り・内装・外観デザインの種類、素材など解説

※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
家づくりをするにあたって、純和風・和モダンの高級住宅をご希望の方がいらっしゃると思います。
純和風・和モダンはデザインに明確な違いがあり、どちらも和の伝統美を表現することが可能です。
今回は茨城県全域で和の住宅建築を手掛けている『ノーブルホーム粋(SUI)』が、「和の伝統美」「現代のライフスタイルにマッチする利便性」どちらも実現する家づくりの方法を、わかりやすく解説します。
目次
純和風の高級住宅実例

家づくりの際には、たくさんの実例を見ることでご自身が実現したいデザインの方向性が明確になります。
はじめに、純和風で高級感のある住宅実例を確認しましょう。
間取り
こちらは、延床面積 約41坪の純和風住宅です。
1階に、庭に面した間口すべてをつなぐ濡縁・広縁を設けて、四季の移り変わりを楽しめる住宅となりました。


縁側の種類・実例を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|廊下との違い、メリット・デメリット、おしゃれな事例
こちらは、延床面積 約48坪の純和風住宅です。
「玄関ポーチの坪庭」「2階LDKの台形の和室」など、和の伝統美と施主様の個性をかけ合わせて、デザイン性の高い住宅が完成しました。


こちらは、延床面積 約45坪の平屋の純和風住宅です。
LDKを挟んで左右に個室を配置し、和室を2部屋設けています。
家事動線・生活動線を重視した間取りで、水回りを1箇所に集約し、LDK・玄関・ビルトインガレージが回遊動線となっている点も特徴です。

内装
こちらは、「格天井」「造作建具」「欅(けやき)の差し鴨居(かもい)」など、和の伝統的な技法で建築した純和風住宅の内装実例です。

〈関連ページ〉銅板屋根が美しい和の邸宅 | 茨城県の和の注文住宅
こちらは、純和風の真壁造り(柱や梁が見えるつくり)の和室です。
個性的なふすま紙・間接照明などでモダンなテイストも取り入れ、軽やかな印象の和風住宅となりました。

〈関連ページ〉粋 -sui つくば展示場 | 茨城県の和の注文住宅
こちらは、古民家の趣きを再現した純和風住宅です。
使い込んだような風合いの内装デザインを、徹底してつくりあげています。

〈関連ページ〉築0年の古民家 | 茨城県の和の注文住宅
古民家のデザインで住宅を新築することが可能です。こちらの記事で、実例を確認できます。
〈関連ページ〉新築の古民家風住宅を紹介|外観・内装の施工例、費用が高くなるポイント、ハウスメーカーの選び方も解説
外観
こちらは、数寄屋門のある純和風住宅です。
門の屋根を、高い建築技術と意匠性を物語る「化粧垂木(屋根などの装飾)」で装飾しています。

〈関連ページ〉数寄屋門のある平屋|茨城県の和の注文住宅
こちらは、1階の下屋に寺社仏閣などに採用される「銅板屋根」を採用した純和風住宅です。
銅板屋根は、時とともに「緑青(読:ろくしょう、銅が酸化して変化した色)」となり、独特の風合いが生まれていきます。

〈関連ページ〉銅板屋根が美しい和の邸宅 | 茨城県の和の注文住宅
こちらは、シンプルなデザインの純和風住宅です。
玄関ポーチに格子を設置し、防犯面にも配慮した外観となっています。

〈関連ページ〉格子と造作キッチンで木を感じるコの字の平屋 | 茨城県の和の注文住宅
ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった実例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
和モダンの高級住宅実例
次に、和モダンの住宅実例も確認しましょう。
和モダンの住宅は、和のテイストが取り入れられているものの、純和風とはまったく違うデザインとなります。
間取り
こちらは、延床面積 約36坪の和モダンの住宅です。
玄関直結のファミリークローゼットを設けて、玄関・ファミリークローゼット・LDKを回遊できる、家事動線の良い間取りとなりました。
LDKと個室をつなぐ廊下に濡縁(ぬれえん)を設置し、和の要素を取り入れています。


こちらは、延床面積 約44坪の和モダンの平屋です。
LDKを一部切り取ってウッドデッキを設置し、忙しいご家族に必須のランドリースペース・パントリーなども設けました。
LDK内に仏間を設けている点も特徴です。

新築したマイホームに仏壇を置く場合の配置ルール・移動方法などを、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉新築時に仏壇をどうするべきか|配置ルール、建て替えで移動する際の供養・置きたくない場合の対処法など
こちらは、延床面積 約47坪の和モダンの住宅です。
LDKにガレージの愛車・バイクを眺められる窓を設置したモダンな間取りで、大きな吹き抜けやリビング内階段もおしゃれですね。


内装
こちらは、リビングから枯山水の坪庭を眺められる和モダンの住宅内装です。
「テラスから室内へ続く化粧垂木」「書院造りの和室のような飾り棚」など、洋室に洗練された和のデザインを融合させています。

〈関連ページ〉和の家|茨城県の和の注文住宅
ご自宅に枯山水の庭をつくる方法を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|枯山水のつくり方、坪庭のメリット・デメリットなど解説
こちらは、リビングの正面にタイルを貼った和モダンの内装実例です。
格子デザインの建具や畳などの和のアイテムと、モダンなアクセントウォール・ウォールナットの造作家具がマッチしています。

〈関連ページ〉造作のキッチンと浴室が際立つ邸宅|茨城県の和の注文住宅
こちらは、「スキップフロア」「フローリングとフラットな畳スペース」などのモダンな空間に、和を感じる木製のアイテムをふんだんに取り入れた和モダンの内装実例です。

〈関連ページ〉庭とアプローチでお客様を楽しませる家|茨城県の和の注文住宅
外観
こちらは、「落ち着いた和色の外壁」「ガルバリウム鋼板を貼った玄関ポーチ」を組み合わせた、和モダンの外観実例です。
実際にはコの字型の住宅形状ですが、正面から見ると無駄な造作のない、直線的でモダンなデザインですね。

〈関連ページ〉街並みのアイコンとなるシンボリックなコの字の平屋 | 茨城県の和の注文住宅
こちらは、意匠性の高い純和風の住宅に、ネイビーの外壁を採用した和モダンの外観実例です。
軒を大きく出し、堂々とした高級感のある外観が完成しました。

〈関連ページ〉粋 -sui つくば展示場 | 茨城県の和の注文住宅
こちらの記事で、軒の深さごとの使い勝手や実例を確認できます。
〈関連ページ〉軒の深い二階建ての家・平屋の外観|モダンでおしゃれな外観デザインのポイント、メリット・デメリットを解説
こちらは、防犯面に配慮した和モダンの住宅外観です。
1階の住宅正面は間口を最低限にとどめ、玄関ポーチを木製格子で囲っています。

〈関連ページ〉京都の路地を思い起こさせる和モダン住宅 | 茨城県の和の注文住宅
和風で高級感のある家づくりをする際の防犯対策を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉家を要塞化する3つの防犯対策|玄関が見えない・高い塀で外から見えないなど外観デザインの事例も紹介
純和風・和モダン両方の住宅実例を確認してきました。
どちらも和の要素を取り入れるデザインですが、まったく違う雰囲気の住宅になりますよね。
次に純和風・和モダンのデザインの違いをまとめて紹介するので、参考にしていただけると幸いです。
今回ご紹介したのは、茨城県のノーブルホーム粋(SUI)が建築した住宅です。
気になる実例の詳細を、お気軽にお問い合わせください。
純和風・和モダンのデザインの違い、高級感のあるデザインとは

純和風・和モダンどちらも、イメージを明確にしてデザインプランを組み立てないと、中途半端なデザインが完成するケースがあります。
「純和風・和モダンのデザインの違い」「高級感のあるデザインをつくりあげるポイント」を、ぜひご確認ください。
純和風・和モダンのデザインの違い
純和風・和モダンのデザインの主な違いは、以下のとおりです。
- 純和風:日本家屋の伝統的な様式を重視したデザイン
- 和モダン:和・モダンをバランスよく組み合わせたデザイン
「純和風=和」ですが、和モダンはデザインのバランスによって和or洋どちらかのテイストが強くなるのが特徴です。
純和風を目指す場合には、ぜひ以下のような要素を取り入れてください。
- 建具:障子・ふすま・木製建具
- 床材:畳
- 間仕切り・目隠し:格子上のデザイン
- 造作:数寄屋造り、書院造り など
- 壁の仕上げ:左官仕上げの塗り壁
こちらの記事で、純和風住宅の具体的な構造などを再現しながら、快適に暮らせる家づくりをする方法を確認できます。
〈関連ページ〉日本家屋の間取り、構造・性能、デザインの特徴|伝統的な家を再現しながら快適な家づくりをする方法
一方で和モダンのデザインは、「シンプルで無駄がないこと」がベースとなります。
【モダンなデザインの例】
- 天井に埋め込むタイプの「ダウンライト」を採用すると、天井がフラットでシンプルなデザインとなる
- 家電は壁の内側に埋め込むことができるように、間取りを作成する
- 床・壁などに規則的なデザインのタイルを貼る
- 空間の間仕切りを最小限にして、視線が止まる場所をつくらない間取りにする など
上記のとおり、純和風・和モダンは全く違う方向性のデザインです。
施工業者への注文時に間違ったイメージが伝わらないよう、好きなデザインを施工業者にも共有して、デザインプランを相談しましょう。
高級感のあるデザインとは
「高級感」は以下のようなポイントから形成されていて、一目見て上質だと感じ取れるデザインづくりが大切です。
- 希少性(珍しい木材、天然石など)
- 意匠性(高度な技術を感じる繊細な造作など)
- 重厚感(色や素材で表現)
- 触感(なめらか、温かみがあるなど)
また、「高級感のあるデザインが存在する空間の雰囲気づくり」「空間全体のデザインの調和」も重要です。
純和風・和モダンの高級住宅を依頼する施工業者の選び方

最後に、純和風・和モダンの高級住宅を依頼する施工業者の選び方も確認しましょう。
特に伝統的な日本家屋の要素を家づくりに取り入れる際には高い設計・施工技術が必要です。
以下のポイントを確認して、施工業者を選んでいただけると幸いです。
- 和の住宅建築実績が豊富
- 高い意匠性を持つ造作(化粧垂木、格子天井など)の施工実績が豊富
- 日本農林規格(JAS)の品質基準をクリアした木材を使用している(国産木材にこだわりがある)
- 天然石・無垢材など、希望の建材を調達し、適切に使用できる
- 土地探しの段階からサポートを依頼できる
施工業者のホームページを見ても判断できない項目は、打ち合わせで直接質問をするほか、モデルハウス・完成見学会で施工業者が建築した住宅を確認することをおすすめします。
茨城県で純和風・和モダンの高級住宅を建築できる施行業者をお探しの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
ノーブルホーム粋(SUI)は、和の住宅建築の専門家です。
まとめ
純和風・和モダンの高級住宅をご希望の方へ、「間取り・内装・外観実例」「純和風と和モダンの違い」などを紹介してきました。
純和風・和モダンの高級住宅を建築する際は、ゼロからデザインなどを組み立てる「注文住宅」を選択するのが一般的です。
細部まで日本の伝統美を感じられる住宅を完成させるために、ぜひ純和風・和モダンの住宅建築実績が豊富な施工業者を選び、上質な空間での理想の暮らしを実現していただけると幸いです。