モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を自宅に作る方法|実例、レイアウトのポイントを解説
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「和」をデザインコンセプトとしてご自宅の新築を検討中で、「日本庭園・和風の庭を設けたい」とご希望の方が多いのではないでしょうか。
でも、伝統的な「和」の住宅実例は少ないため、情報収集が難しいですよね。
そこで今回は、茨城県全域で「和」の住宅を建築している「ノーブルホーム粋(SUI)」が、モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を設けた住宅実例を紹介します。
上質な「和」のデザインを楽しめるご自宅を完成させるために、ぜひ最後までごらんください。
目次
モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を自宅に作る方法
モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を自宅に作る際に、必ず確認して頂きたい点は以下のとおりです。
- 日本庭園・和風の庭の画像を参考にする
- 間取りを優先して庭のスタイルを決める|中庭・坪庭も検討
- 庭の用途を明確にして面積・レイアウトを決める
- 日常的にメンテナンスできる造作にする
- 早い段階から庭を設計に取り入れて予算オーバーを防ぐ
- 日本庭園・和風の庭の住宅の施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
ぞれぞれ、ご自宅の新築後に後悔しないための大切なポイントなので、具体的な内容をぜひご確認ください。
日本庭園・和風の庭の画像を参考にする
日本庭園・和風の庭にはさまざまなデザインがあり、ゼロからデザインを作る難易度が非常に高いため、まずはSNS・インターネット・雑誌などでたくさんの画像を見て、イメージに合う日本庭園・和風の庭を見つけましょう。
イメージに合う日本庭園・和風の庭の画像を施工業者と共有すると、ご家族のイメージ・庭の面積・ご予算などに合わせて、庭づくりのプランを組み立てやすくなります。
間取りを優先して庭のスタイルを決める|中庭・坪庭も検討
ご家族1人1人が長く快適に暮らせる家づくりをするために、十分な居住スペース・収納スペースを確保したうえで庭のスタイルを決めることが大切です。
【庭のスタイル】
- 通常の庭:住宅の周囲にあり、外から見ても庭であることを認識できるオープンな屋外空間。
- 中庭:住宅の一部を屋外空間にするイメージ。一般的に通常の庭よりも小さい。
- 坪庭:住宅の一部を小さく切り取って屋外空間にするイメージ。一般的に中庭よりも小さい。
中庭・坪庭は似ていますが、「中庭は使う庭」「坪庭は鑑賞する庭」という用途の違いがあります。
庭の用途を明確にして面積・レイアウトを決める
日本庭園・和風の庭を設ける際には、用途とデザイン性のバランスも考慮する必要があるため、用途をできるだけ具体的に設定しましょう。
【日本庭園・和風の庭を設ける用途例】
- 鑑賞中心:コンパクトな庭でOKだが、濡縁などゆっくり過ごせる造作が必要
- お子さまの遊び場:複数人で使える面積が必要で、庭の一部に屋根を設置すると便利。地面をフラットにするなどの工夫も検討
- バーベキュー:収納スペースも確保できる面積だと便利。炊事場・屋根・照明などの設置も検討が必要 など
日本庭園・和風の庭の用途を施工業者に伝えて、アイデアを出し合いながらプランを組み立ててください。
日常的にメンテナンスできる造作にする
日本庭園・和風の庭の美しい景観をキープするためには根気よくメンテナンスをする必要があるため、ご家族が無理なくメンテナンスできる面積・造作を検討することをおすすめします。
【日常的なメンテナンスが難しい場合のアイデア】
- 取り扱いやすい植栽を選ぶ(葉が落ちづらい・害虫が発生しづらいなど)
- シンプルな造作にする
- 屋根を設けて汚れを蓄積しづらくする
- 防草シート・砂利を敷き、雑草処理の手間を軽減する など
また、庭の形状もメンテナンスのしやすさに影響するため、形状ごとの特徴も紹介します。
- コの字型・L字型:吹きだまりとなるため、日常的に周辺から飛来するゴミの掃除が必要
- ロの字型:湿気がたまりやすいため、外壁にコケ・カビが生えないよう工夫が必要
早い段階から庭を設計に取り入れて予算オーバーを防ぐ
日本庭園・和風の庭の造作によって費用が高額になるケースがあるため、間取り作成と並行して庭のプランを組み立て、予算オーバーを防ぎましょう。
【日本庭園・和風の庭の造作費用が高額になる例】
- 濡縁・テラスなどの面積が広い場合・素材にこだわる場合
- 植栽が多く複雑なデザインの場合
- 石畳・砂利などの素材にこだわる場合 など
和の住宅の施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
和の住宅の施工実績が豊富な施工業者は、ご家族のデザインイメージを実現するアイデアを持っているだけでなく、メンテナンスなども考慮したプランを提案可能です。
気になる施行業者をピックアップしたら、ホームページなどで施工実績を確認して下さい。
茨城県で「和」をデザインコンセプトとする家づくりを検討中の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
日本の伝統的な造形美を取り入れながら、メンテナンス性も考慮したプランを提案いたします。
モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を自宅に作った実例
モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を設けた住宅実例を紹介します。
純和風|濡縁のある庭
はじめに、濡縁(ぬれえん)を設置した純和風の中庭実例を紹介します。
濡縁とは外壁の外側に設置する縁側のことで、こちらの住宅は、ご家族が中庭を囲んでゆったりと過ごす様子をイメージできますね。
〈関連ページ〉粋 -sui つくば展示場
こちらの記事で、縁側の種類、縁側のメリット・デメリットなどを確認できます。
〈関連ページ〉縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|廊下との違い、メリット・デメリット、おしゃれな事例
和モダン|タイルデッキの中庭
次に、市松模様のタイルデッキを設置した中庭実例です。
タイルは汚れを落としやすいので、中庭の美しい景観を手間なく維持したい場合におすすめの素材です。
こちらの記事で、和モダンの住宅実例を確認できます。
〈関連ページ〉【注文住宅】和モダンな家の施工事例まとめ|注意点やポイントも
ナチュラル|リビングテラスの中庭
リビングテラスとは、室内の延長線上にあるテラスのことです。
こちらの実例のように室内と中庭の床をフラットにすることで、空間に広がりが生まれますね。
〈関連ページ〉中庭から光を採り込む家
シンプルモダン|芝生の庭
最後に、ナチュラルな和モダンの住宅に芝生の庭を設けた実例です。
芝生は「洋」のイメージが強いアイテムですが、シンプルな造作にすることで和のデザインと調和します。
こちらの住宅は中庭と庭をつなげた設計で、シンボルツリーが「中庭・庭をゆるやかに区切る役割」「隣家からの視線を遮る役割」を果たしています。
〈関連ページ〉街並みのアイコンとなるシンボリックなコの字の平屋
ノーブルホーム粋(SUI)には、「和」の住宅実例がたくさんあります。ぜひごらんください。
日本庭園・和風の庭を設けた住宅実例を紹介してきました。
土地面積・周辺環境などに応じてさまざまなデザインの庭を造作できるため、ぜひ和の住宅の施工実績が豊富な施工業者へ、ご自宅の建築を依頼してください。
茨城県で日本庭園・和風の庭を取り入れた住宅実績が豊富な施工業者をお探しの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
ご家族の理想のデザインイメージを実現するプランを提案いたします。
モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭を自宅に作るメリット・デメリット
モダンでおしゃれな日本庭園・和風の庭の実例を確認しましたが、ここで「洋風の庭の方が扱いやすいかもしれない」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本庭園・和風の庭にはメリット・デメリットがあるため、次に確認しましょう。
メリット
日本庭園・和風の庭を設ける主なメリットは、以下のとおりです。
- 山野にあるような景色を自宅で味わえる
- 日本庭園の植栽は、洋風の色とりどりの植栽よりも手入れしやすいものが多い
- 高級感のある家づくりができる
- 日本庭園の造作に込められた文化的な意味を理解することで、より愛着を持って庭づくりに取り組める
日本庭園・和風の庭は、上記のような景観面のメリットが複数あり、さらに実例で紹介したようなモダンな要素を加えることで、お子さまの遊び場・バーベキューなどの用途にもマッチするデザインを実現できます。
デメリット
日本庭園・和風の庭を設ける主なデメリットは、以下のとおりです。
- 面積が広く、造作が複雑であるほど初期費用が高額で、メンテナンスコストも必要
- 広い面積が必要な造作を希望する場合は、居住スペースを小さくして庭づくりをする必要がある
- 日本庭園の造作に込められた文化的な意味を理解しないと、デザインを組み立てづらい など
上記のようなデメリットがから、すべての方に日本庭園・和風の庭が向いているとは限りません。
ただし日本庭園・和風の庭のデザインのポイントを抑えることでデメリットを解消しやすくなるため、最後に日本庭園・和風の庭をモダンでおしゃれなレイアウトにするポイントも確認しましょう。
日本庭園・和風の庭をモダンでおしゃれなレイアウトにするポイント
モダンでおしゃれなレイアウトを目指して日本庭園・和風の庭づくりをする際には、以下3点を組み合わせてレイアウトを完成させてください。
- 庭に取り入れるアイテム
- 全体のデザインバランス
- 和・モダンの融合
庭に取り入れるアイテム
以下のようなアイテムを取り入れると、日本庭園・和風の庭のデザインを組み立てやすくなります。
- 砂利
- 竹垣
- 敷石
- 石灯篭
- 水の要素(小さな池・手水鉢な)
- 和のデザインに合う植栽
植栽の具体的な種類を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|枯山水のつくり方、坪庭のメリット・デメリットなど解説
全体のデザイン
日本庭園・和風の庭のレイアウトを決める際には、以下の点を意識するとモダンでおしゃれなデザインを実現しやすくなります。
- 非対称性:生命が宿っている自然の風景は不規則なので、バランスを取りならが動きのある配置を意識する。
- 余白をつくる:何もない空間をつくることで、視覚的な安らぎ・余裕を演出する。
- 色彩の調和:自然の色合いを中心として、一部にアクセントとなる明るい色を加えるとモダンな印象が高まる。
和・モダンの融合
モダンには「現代的」などの意味があり、無駄のないデザインが特徴です。
以下のポイントを日本庭園・和風の庭に取り入れることで和・モダンが融合し、洗練されたレイアウトを実現しやすくなります。
- モダンな素材:ガラス・金属など
- シンプルで直線的なライン:アウトドア家具など、直線的なラインを含むアイテムを設置する
- 照明:スポットライトで庭の一部を強調する など
茨城県で「和」をデザインコンセプトとするご自宅の新築を検討中の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
中庭・坪庭などに日本の伝統的な造形美を取り入れながら、メンテナンス性も考慮したプランを提案いたします。
こちらの動画で、和の庭を設けた上質な住宅を紹介しています。
まとめ
日本庭園・和風の庭の実例、デザインのポイントなどを紹介してきました。
ご家族のデザインイメージを具体化して使い勝手の良い庭を完成させるためには、高度な設計・施工技術が必要です。
ぜひイメージを共有しながら丁寧にプランを組み立ててくれる施工業者を選び、理想のご自宅を完成させてください。