つくば市の自然素材の家|無垢材や漆喰の特徴・坪単価・施工事例を解説

※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

四季の変化がはっきりしているつくば市では、調湿作用や断熱性に優れた「自然素材の家」が注目されています。

しかし、「実際に自然素材の家は住みやすいのか」「高いのではないか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、茨城県全域で自然素材を活かした和の住まいづくりを手がける『ノーブルホーム粋(SUI)』が、「自然素材の家の特徴と魅力」「つくば市の気候との相性」「費用相場や使える補助金」について解説します。

つくば市で心地よい空気と温もりに包まれた暮らしを叶えたい方は、ぜひ最後までごらんください

自然素材の家の魅力

夏は蒸し暑く、冬は乾燥しやすいつくば市では、自然素材の家が心地よさを発揮します。

ここからは、自然素材の家が持つ魅力について深掘りしていきます。

自然素材の家とは|特徴などの基礎知識

自然素材の家とは、化学接着剤や合板の使用を抑え、木や土、石など本来の素材を生かした住まいです。

化学物質の放出が少ないため、澄んだ空気環境が実現します。

たとえば、無垢材の床はやわらかな踏み心地で温もりがあり、漆喰や珪藻土の壁は湿度を整えながら快適な空間をつくります。

時間の経過とともに素材の色や質感が深まり、暮らしに味わいを添えるのも魅力です。

自然素材の家は、環境にも人にもやさしい、持続可能な住まいです。

代表的な素材|無垢材・漆喰・珪藻土

自然素材の家に欠かせないのが、無垢材・漆喰・珪藻土の3つです。

  • 無垢材:木そのものを使い、優れた調湿性・断熱性を発揮
  • 漆喰:石灰を主原料とした塗り壁で、消臭・抗菌効果が期待できる
  • 珪藻土:無数の微細な孔が湿気を吸収・放出し、結露やカビを抑制

これらを組み合わせることで、空気が循環しやすく、自然の力で快適な室内環境を保てます。

木の香りや壁の質感は写真では伝わりにくいため、モデルハウスで体感してみるのがおすすめです。

つくば市の気候と自然素材の相性

つくば市は、夏は湿度が高く、冬は乾燥する内陸性の気候が特徴です。

このような環境では、湿度の変化に順応する自然素材の家がよく合います

無垢材や漆喰などの素材は、空気中の水分を吸収・放出しながら、エアコンに頼りすぎずに快適な湿度を保ちます。

また、緑豊かで自然と調和した街並みは、木の香りや質感を生かした家づくりに最適な環境です。

つくば市で自然素材の家を建てるメリット・デメリット

自然素材の家は、美しさだけでなくご家族の健康や快適性を支える住まいです。

ただし、素材の特性を理解しないとメンテナンス面で手間がかかる場合もあり、メリット・デメリットの両面を知っておくことが大切です。

シックハウス対策など健康への効果が期待できる

自然素材の家の最大の特徴は、室内の空気環境を清浄に保てる点にあります。

国土交通省によると、建築基準法ではホルムアルデヒドなどの化学物質による室内汚染を防ぐため、建材の使用制限や換気設備の設置が義務化されています。

無垢材や漆喰などの自然素材は、こうした規制対象となる化学物質をほとんど含まないため、シックハウス症候群やアレルギーのリスクを抑えることが可能です。

特に、呼吸器系が敏感なお子さまやご高齢の方にとって、この化学物質の少なさは計り知れないメリットです。

調湿効果で快適な室内環境を保つ

自然素材の家では、珪藻土や漆喰の壁が多孔質構造によって湿気を吸収・放出し、室内の湿度を自動的に調整します。

これにより、結露やカビの発生を抑え、快適な空気環境を保つことができます。

機械的な加湿・除湿に頼らず、自然の力で心地よい室内を保てるのが利点です。

意匠性と経年変化を楽しめる

自然素材の家のもう一つの魅力は、年月とともに深まる味わいです。

無垢材の色合いが少しずつ変化し、漆喰の壁にやわらかな陰影が生まれるなど、暮らしとともに味わい深く変化していく「経年美化」を実感できます。

人工的な素材にはない温もりや表情があり、長く住むほど愛着が増すのも自然素材ならではの魅力です。

費用・メンテナンス面で注意すべきポイント

一方で、自然素材の家には注意すべき点もあります。

無垢材は乾燥や湿気で反り・割れが起きることがあり、漆喰の壁は汚れがつきやすい傾向にあります。

ただし、これらは定期的なメンテナンスで十分対応可能です。

補修を繰り返すことで、かえって素材に深みが出るのも自然素材の良さです。

つくば市で自然素材の家を建てる費用相場と坪単価

自然素材の家は高そうな印象を持たれがちですが、実際の価格帯は幅広い傾向にあります。

ここからは、つくば市で建てる場合の坪単価や総額の目安など、費用について見ていきましょう。

坪単価の目安|30坪〜40坪の事例

つくば市で自然素材の家を建てる場合、坪単価はおおよそ70万〜100万円前後が目安です。

建物の形状や設備グレードによっても差が出るため、以下のように幅を持たせて考えるのが安心です。

規模坪単価建築総額の目安
30坪約70万〜100万円約2,100万〜3,000万円
40坪約70万〜100万円約2,800万〜4,000万円

自然素材を使っても、設計の工夫や施工会社の選び方次第でコストを抑えることができます

素材や造作による費用の違い

自然素材の家は、選ぶ素材や造作内容によって費用が変わります。

  • 床を合板から無垢材に変える:1坪あたり2〜3万円ほど上がる場合がある
  • 漆喰や珪藻土の塗り壁:施工の手間がかかり、10〜20%程度高くなることも

一方で、造作家具や建具を自然素材で統一すると空間全体に一体感が生まれ、長期的には買い替えコストを抑えられます

どこにこだわるかを明確にすれば、理想と予算のバランスを取りやすくなります。

メンテナンス・保証を含めた長期コスト

自然素材の家は初期費用がやや高めでも、メンテナンス性の高さが長期的なコスト削減につながります。

  • 無垢材の床:再塗装で修復可能
  • 漆喰の壁:部分補修で対応可能

ビニールクロスのように全面の張り替えが不要なため、10年・20年単位で維持費を抑えることが可能です。

また、施工会社によっては自然素材専用の保証やアフターサービスを設けている場合もあります。

建てた後のメンテナンス体制まで確認すれば、費用だけでなく、長期的な安心感も見極められるのです。

茨城県全域で費用負担を抑えながら自然素材の家を建てたい方は、ノーブルホーム粋(SUI)にご相談ください。

ご要望を丁寧にヒアリングしながら、ご家族に最適な資金計画を提案いたします

自然素材を使った注文住宅の実例

ここからは、実際に自然素材を使った注文住宅の実例を紹介します。

平屋や和モダン住宅など幅広いジャンルの実例を集めたので、ぜひ参考にしてください。

無垢材の床と天然石を活かした平屋

こちらは、伝統的な木造軸組み工法を採用し、床に無垢材の杉を使用した平屋住宅の実例です。

自然素材ならではのやわらかな肌触りと温もりが心地よく、素足で過ごしたくなるような心地よい空間に仕上がっています。

また、火山灰が固まってできた天然石「大谷石(おおやいし)」をアクセントに取り入れることで、調湿効果に加え、空間全体が上品に引き締まる印象を与えています。

〈関連ページ〉オーダー収納家具と素材にこだわった平屋

和モダン・土間のある住まい

こちらは、床や建具に無垢材をふんだんに取り入れ、自然素材の温もりに包まれた住宅の実例です。

畳や小上がりといった伝統的な和の要素に、直線的なブラインドや明るい色味の壁紙を組み合わせることで、落ち着きの中に洗練された現代感を演出します。

〈関連ページ〉庭とアプローチでお客様を楽しませる家

おしゃれな和モダンのリビング実例は、こちらの記事をご確認ください。

〈関連ページ〉かっこいい和モダンのリビング実例|レトロ・ナチュラル・北欧風など和モダンコーディネートの作り方

二世帯住宅としても活用できる住まい

こちらは、床や丸柱に無垢材のヒノキをふんだんに使用した、ご家族がゆったりと過ごせる住宅の実例です。

和室には縁あり畳を採用し、伝統的な趣を感じられる空間です。

各部屋を多用途に使い分けられるように工夫し、親世帯・子世帯がそれぞれの時間を尊重できる住まいになりました。

〈関連ページ〉住宅街の中でも静寂を感じられる邸宅

二世帯住宅を検討中の方は、こちらの記事をご確認ください。

〈関連ページ〉おしゃれでかっこいい二世帯住宅の間取り|完全分離・部分共有・成功事例とデメリット解消の工夫

伝統的な美しさを継承する住まい

こちらは、日本の伝統的な素材と技法を随所に取り入れた、品格ある住宅の実例です。

格子戸や障子、無垢材の柱や床が調和し、落ち着いた温もりを感じさせます。

年月を重ねるごとに木の色合いや質感が深みを増し、住まい全体が美しく変化していく「経年美化」を楽しめるのも魅力です。

〈関連ページ〉銅板屋根が美しい和の邸宅

和風屋敷の間取り・内装については、こちらの記事をご確認ください。

〈関連ページ〉和風屋敷の間取り・内装事例|武家屋敷や公家屋敷の造りを現代の住宅に取り入れる&快適性を高める方法

ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった実例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。

つくば市の自然素材の家|ハウスメーカー・工務店の選び方

自然素材の家を建てる際は、デザインだけでなく、素材の扱い方や施工品質まで確認することが大切です。

ここからは、施工会社選びで失敗しないために、チェックするべきポイントを紹介します。

施工事例・モデルハウスで確認すべきポイント

失敗や後悔を防ぐには、カタログやウェブサイトだけでは分からない、「現場の質」を直接確かめることが重要です。

まずは、モデルハウスや完成見学会に積極的に足を運びましょう。

そこで確認すべきは、使用している自然素材の量や種類だけでなく、素材の使い方やデザイン性が統一されているかです。

さらに、建築中の現場見学が可能であれば、現場の整理整頓や職人の作業の丁寧さをチェックしてください。

現場が整理整頓されている会社は、品質管理も行き届いていることが多いです。

見積もり・素材サンプルの比較方法

見積もりを比較する際は、坪単価だけで判断しないことが大切です。

自然素材の家では、素材の質・施工技術・保証内容など、数字に表れにくい部分が費用差につながります。

複数の会社でサンプルを取り寄せ、同じ素材名でも手触りや厚みを確認しましょう。

また、メンテナンスのしやすさも比較基準に含めると、後悔の少ない選択ができます。

費用と品質を軸に比較することが、長く快適に暮らすための一歩です。

自然素材の「和の家」ならノーブルホーム粋(SUI)

ノーブルホーム粋(SUI)は、和の伝統美と現代の快適性を調和させた住まいづくりを得意としています

ヒノキや杉などの上質な無垢材や、漆喰の塗り壁をはじめとした自然素材を厳選して採用し、日本の気候と文化に寄り添います。

茨城県全域で自然素材の家を検討している方は、ぜひノーブルホーム粋(SUI)へご相談ください。

自然素材の温もりと高い機能性、洗練された和のデザインを組み合わせた住まいを、モデルハウスで実際に体感していただけます

つくば市で自然素材の家を建てるときに使える補助金

つくば市で自然素材の家を建てるときに使える補助金

自然素材の家を建てる際には、国や自治体の補助制度を活用することで、初期費用の負担を大きく軽減できます。

つくば市でも、省エネ性能や環境配慮型の住宅づくりを支援する制度が充実しています。

長期優良住宅・ZEH・BELSとの関連

自然素材の家でも、断熱性や耐久性を高めれば「長期優良住宅」や「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」として認定されるケースがあります。

無垢材や漆喰などの自然素材は、温度や湿度を調整する性能に優れ、これらの基準と相性が良いのが特徴です。

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の星評価を取得すれば、補助金対象となる場合もあります。

国・県・市の補助金制度の活用例

2025年に自然素材の家づくりで活用できる、国・県・市の代表的な補助金制度は以下のとおりです。

なお、茨城県の補助金は、茨城県への移住者を対象としています。

制度名・条件補助額
『子育てグリーン住宅支援事業』
【対象】
・GX志向型住宅
・長期優良住宅(※)
・ZEH水準など高性能住宅(※)
最大160万円
つくば市『つくば市低炭素ガイドラインに基づく認定奨励金』
【対象】
・つくばSMILeハウスレベル3に認定された住宅
最大10万円
茨城県『わくわく茨城生活実現事業(茨城県移住支援金)』
【対象】
・東京23区に在住または通勤していた方
※その他詳細要件あり
単身者:最大60万円、世帯:最大100万円

※子育て世帯/若者夫婦世帯が対象

これらは高い省エネ性能が要件となるため、自然素材と高断熱工法を組み合わせた住宅は大変有利です。

申請時期や条件は制度により異なるため、最新の情報を確認することが重要です。

最新情報は各公式ホームページを随時確認してください

つくば市で使える補助金の詳細は、こちらの記事をご確認ください。

〈関連ページ〉【2025年】つくば市の住宅補助金まとめ|新築・リフォーム・エコキュートにも交付

茨城県への移住についての詳細は、こちらの記事をご確認ください。

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資金計画と申請の流れ

補助金を有効に活用するには、設計段階から制度を組み込む計画性が大切です。

申請は施工会社を通す場合が多く、建築後に申請しようとしても適用外となる可能性があります。

そのため、資金計画と同時に補助金の要件を確認し、見積もりに反映しておくことがポイントです。

まとめ

今回は、つくば市で「自然素材の家を建てたい」とお考えの方へ向けて、素材の特徴や気候との相性、費用相場や補助金制度などを紹介しました。

自然素材を取り入れることで、ご家族の健康と快適さを両立した暮らしが実現できます

本記事が、自然素材の家の魅力を理解し、理想の住まいを実現するための一助となれば幸いです。