つくば市で建てる「木の家」|おしゃれな実例と素材の特徴、費用相場のポイント
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
つくば市で「木の家」の建設を検討する際には、「どのくらいの費用がかかるのか」「どの施工会社を選べば後悔しないのか」といった不安を解消しておくことが大切です。
また、自然素材がもたらす健康・快適性のメリットだけでなく、メンテナンス方法や補助金制度といった長期的に役立つ情報も、家づくりを成功させるためには欠かせません。
そこで今回は、茨城県全域で厳選した木材を用いて多くの住まいを手がけてきた『ノーブルホーム粋(SUI)』が、つくば市で木の家を建てる際に知っておきたい、素材選び・デメリットへの対策・費用相場・施工会社選びのポイントをわかりやすく解説します。
木のぬくもりを感じながら、ご家族が安心して暮らせる住まいを実現するために、ぜひ最後までごらんください。
目次
つくば市で建てる「木の家」の魅力

四季の変化がはっきりしているつくば市では、湿度や温度を自然に調整できる「木の家」が注目を集めています。
無垢材などの木を使った住まいは見た目の美しさだけでなく、ご家族が安心して長く暮らせる快適な環境を実現します。
つくば市で木の家が選ばれる理由と特徴
つくば市で木の家が選ばれている理由は、主に以下のとおりです。
- 健康へ配慮
- 高い快適性
- 耐久性と資産価値
- 環境との調和
木の家は、木材の自然な調湿効果により、四季の湿度変化に柔軟に対応し、結露やカビの発生を抑えます。
化学物質の使用も少ないため、シックハウス症候群などの健康リスクを軽減できるのも魅力です。
また、木のぬくもりや香り、手触りが五感に心地よく響き、自然とリラックスできる室内空間を生み出します。
無垢材は年月を重ねるほど色味や艶が深まり、経年美を楽しむことが可能です。
さらに、適切なメンテナンスを行えば高い耐久性を維持でき、長く住み続けられる資産としての価値も十分あります。
つくば市の豊かな自然とも調和し、サステナブルな暮らしを叶える住まいとして注目されているのです。
〈参考〉政府広報オンライン『国産木材を利用して、日本の森林を元気に保ちましょう>身の回りの木材が私たちにもたらすメリット』
木の家に使われる主な自然素材と特徴
木の家では、使用する素材によって与える印象や快適性、耐久性が大きく変わります。
住宅に使われる代表的な木の特徴と、適した用途をまとめました。
| 素材 | 特徴 | 最適な用途 |
|---|---|---|
| スギ | ・軽くて加工しやすく、断熱性が高い ・香りも柔らかく落ち着いた印象を与える | 柱・梁などの構造材、天井板、内装仕上げに最適。 |
| ヒノキ | ・強度と耐久性に優れる ・特有の芳香でリラックス効果がある ・水に強い | 土台・柱・浴室・和室など、湿気の多い場所にも適する。 |
| パイン | ・比較的安価で柔らかな肌触りが特徴 ・明るい色合いで空間を広く見せる | 床材・壁材・造作家具など、内装全般に幅広く使用される。 |
| オーク | ・硬く重厚感があり、耐久性と耐水性に優れる ・ナチュラルで上質な木目が人気 | 床材・階段・家具など、耐久性が求められる部分に最適。 |
| ウォールナット | ・世界三大銘木の一つ ・深く美しい濃い茶色が特徴 ・高級感があり、衝撃にも強い | 床材・カウンター・造作家具など、デザイン性を重視する内装に多く使われる。 |
| ブナ | ・硬くて粘りがあり、加工性に優れる ・均一な木目と淡い色合いが上品な印象を与える | フローリング・家具・階段・手すりなど、手触りを重視する内装に最適。 |
| ケヤキ | ・国産広葉樹の代表格 ・非常に硬くて丈夫 ・重厚感のある美しい木目が特徴 | 玄関框・柱・カウンター・和室建具など、存在感を出したい部分に使われる。 |
それぞれの素材の特性を理解し、用途に合わせて組み合わせることで、快適さ・耐久性・デザイン性を兼ね備えた理想の木の家を実現できます。
木の家のデメリットと対策
自然素材を多く使う木の家は、多くのメリットがある反面、特有のデメリットも存在します。
主なデメリットと、その対策を見ていきましょう。
| デメリット | 対策・工夫 |
|---|---|
| 初期費用が高くなりやすい | ・地域材を活用し、内装の一部のみ自然素材を使用する ・設計段階から素材の使い方を工夫する |
| メンテナンスに手間がかかる | ・外壁や軒の設計で雨水・紫外線の影響を軽減する ・自然塗料やUVコートで保護し、汚れ・乾燥を防ぐ |
| 湿気や乾燥による収縮が起きやすい | ・調湿性の高い素材を選ぶ ・換気設備を整え、反りや割れを防ぐ |
これらの工夫を取り入れることで、木の家の弱点をカバーしながら、安心して長く暮らせます。
確かに、一般的な住宅に比べると多少の手間はかかりますが、その分だけ住まいに対する愛着が深まり、ともに成長していく喜びを感じられるのが木の家の魅力です。
年月とともに味わいを増す素材に手をかけながら暮らすことは、「住まいを育てる」という豊かな時間をもたらしてくれます。
木の家を建てる費用相場|坪単価と費用を左右する要素

自然素材である木をふんだんに使った家は、建築費が高くなると思われがちです。
しかし実際には、「どの素材を選ぶか」「どこまでこだわるか」で費用は大きく変わります。
ここからは、つくば市で木の家を建てる際の坪単価や、費用に影響する要素について解説します。
つくば市の木の家の坪単価目安
つくば市で木の家を建てる場合、70〜100万円前後/坪が目安です。
土地代を含まない場合、30坪の住宅ではおよそ2,100万〜3,000万円、40坪なら2,800万〜4,000万円になるのが一般的です。
ただし、間取りの広さやデザイン性、断熱性能のグレードによって費用は変動します。
自然素材を多く取り入れるほど初期費用はやや高くなりますが、断熱性や気密性が高いことで光熱費を抑えられ、長期的には経済的です。
短期的な建築費だけでなく、「木の家はトータルコストで考えると経済的」という点が、多くの人に選ばれる理由の一つです。
木の家で費用が上がる部分・抑えられる部分
木の家では、「どこに費用をかけ、どこで抑えるか」を意識することで、満足度と費用のバランスを両立できます。
<コストが上がる部分>
- 無垢材の床、漆喰壁、造作家具など:素材の品質が高く、職人の技術が必要。
- デザイン性の高い間取りや複雑な造作:職人の手間や時間がかかり、施工費用が上がる傾向がある。
<コストを抑えられる部分>
- 断熱・気密性能を高める:冷暖房費などのランニングコストを大幅に削減できる。
- 間取りをシンプルにする:構造や仕上げの工程が少なくなり、施工費用を抑えられる。
- 高価な素材は必要な箇所だけ使用する:目に触れる部分に限定することで、費用を抑えられる。
- 地域材を活用する:輸送コストを抑えられ、全体の費用軽減につながる。
地域材の取り扱いは施工会社によって異なりますが、初期費用はやや上がっても、長く住むほどにコストを回収できる「資産価値の高い家」となるのが木の家の大きな魅力です。
茨城県全域で費用を抑えながら理想の「木の家」を建てたい方は、ノーブルホーム粋(SUI)へご相談ください。
丁寧なヒアリングをもとに、資金計画からデザイン・素材選びまでを、一貫してサポートいたします。
【実例紹介】つくば市で叶える注文住宅の木の家

ここからは、注文住宅で建てた「木の家」の実例を紹介します。
理想に近い実例を見つけ、ぜひ設計の参考にしてください。
スギを贅沢に使った平屋住宅
こちらは、スギを構造材から床板までふんだんに使用した、木造軸組の平屋住宅の実例です。
スギ特有の柔らかな肌触りと、豊かな香りが心地よい空間を演出します。

外観はシンプルですっきりとしながら、鎖樋(くさりとい)を採用することで、玉砂利に落ちる雨音を“風情”として楽しめます。

〈関連ページ〉雨も風情になる、鎖樋が印象的な和の平屋
おしゃれな和モダンの家の内装詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉おしゃれな和モダンの家・内装実例|レトロでかっこいい部屋の作り方、コーディネートのポイントを解説
スギ×漆喰で仕上げた古民家風住宅
こちらは、スギをダークブラウンに塗装することで、アンティークな雰囲気を演出した古民家風住宅の実例です。
壁や天井には漆喰を用い、細部に至るまで古民家の意匠を丁寧に再現しています。

外観は、白と黒のコントラストが美しく、古き良き時代の建築美を受け継いだ住まいになりました。

〈関連ページ〉築0年の古民家
新築の古民家風住宅の詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉新築の古民家風住宅を紹介|外観・内装の施工例、費用が高くなるポイント、ハウスメーカーの選び方も解説
格子天井と杉アジロが映える和モダンの家
こちらは、床にヒノキ、天井にスギなど、適材適所に無垢材を使い分けた和モダン住宅の実例です。
格子天井から覗く美しい木目が、モダンな家具や照明を引き立てています。

壁には、アクセントとしてスギを薄くスライスした「杉アジロ」を採用し、ダイニングに上質で華やかな表情をプラスしています。

※本記事では、木材の特性を説明する場合は「スギ」、インテリア表現では「杉」と記載しています。
〈関連ページ〉和の家
レトロな和モダンのリビング実例については、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉レトロな和モダンのリビング実例|狭いリビングを広く見せるインテリアコーディネートのコツも紹介
明るい木目が美しく映える平屋住宅
こちらは、明るい色味の木材を基調とした平屋住宅の実例です。
床・柱・梁・建具・収納など、随所に無垢材を取り入れ、統一感のあるナチュラルな空間に仕上げています。

外観は、木格子と深い軒を設けて、「くぐる」という和の文化を表現しました。

〈関連ページ〉小上がり和室と格子のある伸びやかな平屋
軒の深い家の外観詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉軒の深い二階建ての家・平屋の外観|モダンでおしゃれな外観デザインのポイント、メリット・デメリットを解説
それぞれのライフスタイルに合わせた間取り実例
こちらは、【延床面積約36坪】の2階建て住宅の間取り実例です。
木の家ならではの「自然との調和」と、「暮らしやすさ」を考慮しています。
リビングからは広々とした土間や畳コーナー、濡れ縁へと続き、四季の風や光を感じられる、心安らぐ和の空間となっています。


こちらは、【延床面積約47坪】の2階建て住宅の間取り実例です。
玄関から直接アクセスできるガレージを備え、雨の日も濡れずに出入りが可能です。
水回りと生活空間を明確に分けた設計で、すっきりとした動線に仕上げました。


こちらは、【延床面積約32坪】の平屋住宅の間取り実例です。
スキップフロアを中心に、家族の団らんを楽しめます。
キッチンから一直線に水回りへとつながる動線を採用し、家事効率を高めています。
奥行きのあるクローゼットには、ご家族の衣類や日用品をすっきり収納可能です。

ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった実例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
つくば市で木の家を建てるハウスメーカー・工務店の選び方

木の家づくりでは、どの会社に依頼するかによって仕上がりや住み心地が大きく変わります。
性能・デザイン・提案力の3つを軸に、信頼できる施工会社を選ぶことが大切です。
「木の家」の性能とデザインのこだわりをチェックする
木の家を建てる際は、設計の自由度や自然素材への対応力、施工品質などを丁寧に確認しましょう。
特に、標準仕様にどの程度の断熱性能や耐震性が含まれているかは重要なチェックポイントです。
デザイン性だけでなく、長く快適に暮らせる性能面とのバランスを意識することが大切です。
各社の施工事例を比較し、「自分たちの理想の木の家」が具体的にイメージできるかを確認しましょう。
「地域密着」の施工実績が豊富な施工会社を選ぶ
つくば市の気候や風土を理解している地域密着型の施工会社は、素材の扱いや設計の細部に強みがあります。
複数社から見積もりを取り、仕様や価格の違いを比較しながら、打ち合わせ時の提案力・対応力を見極めましょう。
地域材の活用や自治体の補助金制度に詳しい会社であれば、費用を抑えつつ質の高い家づくりが可能です。
モデルハウス・見学会で体感すべきポイント
木の家の魅力は、写真やカタログだけでは伝わりにくい「五感での心地よさ」にあります。
実際にモデルハウスや見学会へ足を運び、自分の肌で確かめましょう。
特に注目すべきポイントは以下のとおりです。
- 木の香りや質感:素材ごとの香りの違いや肌触りを感じる
- 光の入り方・風通し:時間帯による明るさや風の流れを確認する
- 断熱・遮音性能:外気との温度差や音の伝わり方を体感する
こうしたリアルな体験を通して、写真では分からない空間の広がりや素材そのものの魅力を実感できます。
見学後はイメージの解像度が上がり、理想の木の家づくりを進めやすくなります。
茨城県全域でこだわりの「木の家」を建てたい方は、ノーブルホーム粋(SUI)にご相談ください。
随時開催している見学会やモデルハウスで、素材・性能・デザインすべてにこだわった住まいの魅力を体感していただけます。
【つくば市・国】木の家で使える補助金・支援制度

木の家を建てる際には、国や自治体の補助金制度を上手に活用することで、費用負担を軽減できます。
2025年につくば市で使える代表的な制度は以下のとおりです。
- 国の補助金:「子育てグリーン住宅支援事業」
・子育て世帯や若者夫婦世帯が対象
・最大160万円の補助
・長期優良住宅やZEH住宅など、省エネ性能を満たす住宅であることが条件 - つくば市の補助金:「つくば市低炭素ガイドラインに基づく認定奨励金」
・つくばSMILeハウスレベル3の認定を受けた住宅であることが条件
・最大10万円の補助
税制優遇など、活用できる制度はほかにもあります。
これらの制度は、年度や国の予算により要件や金額が変動するため、必ず最新の情報を施工会社と確認し、着工前に申請することが重要です。
つくば市で使える補助金の詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉【2025年】つくば市の住宅補助金まとめ|新築・リフォーム・エコキュートにも交付
〈参考〉
・国土交通省『子育てグリーン住宅支援事業』
・つくば市『令和7年度 つくば市の基準を満たす低炭素住宅への認定及び認定取得者への奨励金』
まとめ
今回は、つくば市で木の家を建てたいと考えている方に向けて、自然素材の魅力やデメリットへの対策、費用相場、施工会社選びのポイントを紹介しました。
木の家は初期費用こそやや高めですが、長く暮らすほどに味わいが増し、快適で愛着の湧く住まいとして多くの人に選ばれています。
本記事が、つくば市で自然と調和する、快適な木の家づくりを始める一助となれば幸いです。

