「ハウスメーカー選びに疲れた・楽しくない」を解消する方法、ハウスメーカーの選び方・断り方
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「ハウスメーカー選びをしてきたけど、もう疲れた・楽しくない」と感じて、家づくりをやめたくなるケースは意外と多くあります。
複数社の提案・サービス内容をまとめたうえで、比較するのは難しいですよね。
今回は茨城県全域で多くのご家族の家づくりをサポートしてきたノーブルホーム粋(SUI)が、「疲れた・楽しくない」という現状を打開してスムーズにハウスメーカーを選び、家づくりを進める方法を具体的に紹介します。
茨城県でハウスメーカー選びにお悩みの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
ご家族の要望を最大限に引き出し、理想の家づくりをサポートいたします。
目次
「ハウスメーカー選びに疲れた・楽しくない」と感じる原因
「家を建てると決めたときはワクワクしていたのに、今はハウスメーカー選びに疲れた・楽しくない」という現状に、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
はじめに、「疲れた・楽しくない」という現状を打開するために、ハウスメーカーに対して感じている問題を明確に把握しましょう。
営業担当者との相性が悪い
「この人とは相性が合わない」と感じるスタッフが営業担当者の場合、大切な家づくりを任せる気持ちになれず、「疲れた・楽しくない」と感じる原因になります。
ハウスメーカーとの付き合いは家を建てた後も続くため、担当者の変更が難しい場合には、別のハウスメーカーを検討するという選択肢があります。
情報収集をしすぎ
以下のような情報を収集しすぎると、ご自身が当初イメージしていた「理想のマイホーム像」が薄れ、何に向かって情報収集をしているのかわからなくなるため、疲れる原因になります。
- インターネット・SNSなどでおしゃれな家づくりを成功させた事例を見すぎて、デザインの方向性がわからなくなる
- 住宅性能に関する情報収集をしたもののよくわからず、ハウスメーカーに何を要望し・質問すればいいかわからなくなる
- 予算内で家を建てられるか不安で住宅ローン情報を調べるけど、結論が見いだせない など
のちほど紹介する「ハウスメーカーに初めて問い合わせをする前に決めるべきこと」を確認し、改めてハウスメーカーに提示する要望をまとめることをおすすめします。
情報不足
情報不足で以下のような状況が続く場合も、時間ばかりが過ぎて疲れる・楽しくないと感じる原因になります。
- 複数のハウスメーカーから間取りを提案されたが、どこを確認して何を要望すべきかわからない
- ハウスメーカーの特徴がつかみきれず、何を比較するべきかわからない
- ハウスメーカー選び・土地選び・住宅ローン選びなど、決めるべきことがたくさんありすぎて、何から手をつければいいかわからない など
家づくりの段階は、大きく「工事請負契約前・住宅ローン契約・着工後」に分かれます。
一度にさまざまな事を考えず、段階に応じて決めるべきことを整理すると、家づくりの流れがスムーズになります。
理想のマイホーム像が曖昧
ご家族の「理想のマイホーム像」が曖昧だと、ハウスメーカーは一般的なプラン提案をすることになります。
その結果、打ち合わせの回数を重ねても家づくりのイメージが明確にならず、楽しくないと感じる原因になります。
「理想のマイホーム像」をハウスメーカがキャッチできるように、「デザインイメージに合う画像をハウスメーカーと共有する」など、明確に要望を伝えることが大切です。
打ち合わせ回数が多く先が見えない
打ち合わせ回数を重ねるほど、「ハウスメーカーへの訪問」「お子さまを気遣いながらの提案内容確認」などに負担を感じ、疲れてしまうケースが多数あります。
またハウスメーカーの営業担当者と会話の相性がいい場合は、「雑談の時間が長くなる」といったこともあるのではないでしょうか。
のちほど「打ち合わせの前に質問・相談。打ち合わせは結論を出す場にする」で打ち合わせの場を有効活用する方法を紹介するので、ぜひご確認ください。
候補のハウスメーカーが多すぎる
ハウスメーカーはホームページ・無料の資料・打ち合わせなどで多くの情報を提供するため、候補のハウスメーカーが多すぎると各社を比較するだけでも大変な作業となって疲れる原因になります。
家づくりを依頼できるハウスメーカーは無数にありますが、ご家族の要望(予算・デザインの方向性・希望の住宅性能など)を実現できるハウスメーカーは意外と多くありません。
一度ご家族の要望を洗い出す段階に戻り、ハウスメーカー選びの基準を改めて明確にすることをおすすめします。
次に洗い出すべき要望を具体的に紹介するので、参考にしていただけると幸いです。
ハウスメーカーに初めて問い合わせをする前に決めるべきこと
初めての打ち合わせ時に、あらかじめ決めておいた以下の項目をハウスメーカーに提示すると、ハウスメーカーがプラン作成・提案をしやすくなります。
その結果、スムーズにハウスメーカー選び・家づくりが進みます。
- 予算
- 優先順位
- デザインテイスト
- 間取りの希望・オプション
- 住宅性能
- 入居時期
- 家づくりの主役
予算
予算は家づくりの軸になるため、最初に決めることをおすすめします。
予算は、以下を組み合わせて検討しましょう。
- 住宅ローン借入可能額
- 手持ちの現金資金のうち、家づくりに使える額
- 親族からの援助額
住宅ローンの借入可能額がわからない場合は、ハウスメーカーや金融機関の住宅ローン相談会などを活用してください。
こちらの記事で、ご自身で住宅ローンの借入可能額・無理なく払える額を確認する方法を紹介しています。
〈関連ページ〉住宅ローン6500万・6000万は年収いくらなら借りられるか・無理なく払えるか|返済額、借り方など
優先順位
ハウスメーカーとのミスマッチを防ぐために、ご家族にとって優先順位が高い項目も決めましょう。
(例)
- 予算優先:なるべく安く家づくりをしたい、予算に余裕があるので自由度の高い家づくりをしたい
- デザイン優先:細部まで「おしゃれ」にこだわって家づくりをしたい
- プランの自由度優先:すべて自由に決めたい
- 高性能優先:1年を通して寒い・暑いを感じずに、快適に過ごしたい など
デザインテイスト
ハウスメーカーには、それぞれ得意なデザインがあります。
ハウスメーカーのホームページなどで施工事例を見て、ご家族の好みに合う住宅を建築しているハウスメーカーを候補にしてください。
【デザインテイストの例】
- 本格的な和のデザイン
- 古民家風
- モダン・和モダン
- 北欧風
- ホテルライク など
こちらの記事で、古民家風の家を新築した事例を確認できます。
〈関連ページ〉新築の古民家風住宅を紹介|外観・内装の施工例、費用が高くなるポイント、ハウスメーカーの選び方も解説
茨城県で伝統的な和のデザインを取り入れたかっこいい家づくりをご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
間取りの希望
間取りの希望は、部屋数はもちろん、「取り入れたいスペース」「一般的な規格とは違う面積にしたいスペース」なども具体的に提示してください。
ハウスメーカーがご予算に応じた間取りプランを作成しやすくなり、打ち合わせがスムーズになります。
(例)
- シューズクローゼットを設けたい
- ランドリールームを設けたい
- 中庭がほしい
- 浴室を広くしたい など
こちらの記事で、個性的で充実度の高い浴室を取り入れた事例を確認できます。
〈関連ページ〉自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にするデメリットと解消法|メリット、開放感のあるお風呂の施工例も紹介
〈関連ページ〉バスコートのおしゃれな施工例|間取り&目隠しアイデア、メリット・デメリットなど後悔しない作り方を解説
住宅性能
主な住宅性能は以下のとおりで、マイホームの快適性・安全性に直結するため、どの程度の性能を希望するかを、前もって決めておきましょう。
- 断熱性(断熱等級4〜7)
- 耐震性(耐震等級1〜3)
- 防犯性
- 防音性
- 耐久性(劣化対策等級1〜3) など
ハウスメーカーごとに、「標準仕様(通常提供する住宅の仕様)」があり、高い住宅性能を希望する場合には、標準仕様が高性能のハウスメーカーを選ぶと無駄な追加費用が発生しません。
耐久性の高い住宅をご希望の方は、こちらの記事で、劣化対策等級の内容を具体的に確認できます。
〈関連ページ〉劣化対策等級3の木造住宅|特徴、劣化対策等級1・2・3の違い、メリット・デメリットを解説
入居時期
すでに土地をお持ちで、「こだわりを取り入れながらゆっくり家づくりをしたい」とご希望の場合以外は、入居時期を具体的に決めてハウスメーカーに提示すると、打ち合わせの長期化を防げます。
家づくりの主役
家づくりの際には決めるべき項目がたくさんあるため、「ご家族間の意見の相違」「ご家族とハウスメーカーの連絡の行き違い」などで疲れてしまうことを防ぐために、ご家族の中で家づくりの主役を1人決めることをおすすめします。
家づくりの主役を決めるとハウスメーカーとの連絡がスムーズになり、「外装・内装などの、統一性能あるおしゃれなデザイン」も実現しやすくなります。
ご家族間で明確に決めてハウスメーカーに伝えるべき項目を紹介してきましたが、すでに「もう家づくりをやめたい」という状況になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次に、「ハウスメーカー選びに疲れた・楽しくない」という現状を打開する方法も紹介するので、ぜひご確認ください。
「ハウスメーカー選びに疲れた・楽しくない」を解消する4つの方法
今にも家づくりを投げ出したい気持ちになっている場合は、以下の方法を試すことをおすすめします。
- 予算オーバーの提案・ミスが多いハウスメーカーは候補から外す
- 一度に検討するのは3社までにする
- 営業担当者の人柄以外の要素を比較する
- 打ち合わせの前に質問・相談。打ち合わせは結論を出す場にする
それぞれわかりやすく紹介します。
予算オーバーの提案・ミスが多いハウスメーカーは候補から外す
予算オーバーの提案・ミスが多いハウスメーカーは、「ご家族の要望とハウスメーカーの標準仕様が合致しない」「ご家族のイメージをうまく共有できていない」といった可能性があるため、思いきって候補から外すことを検討してください。
のちほど、「ハウスメーカーの断り方」でハウスメーカーに断りの連絡をする方法を確認できます。
一度に検討するハウスメーカーは3社までにする
家づくりの過程では、ハウスメーカー選び以外にも「土地選び」「住宅ローン選び」など、決めることがたくさんありますよね。
一度に4社以上のハウスメーカーを検討しようとすると、決めることが多すぎて全てを慎重に検討するのが難しくなります。
4社以上のハウスメーカーを検討している場合には魅力的な3社のみ残し、改めて比較検討することをおすすめします。
営業担当者の人柄以外の要素を比較する
「ハウスメーカーの魅力=営業担当者の人間性」と感じていて、「他社にも魅力を感じているものの選びきれない」という場合は、ハウスメーカー選びが複雑になっています。
ハウスメーカーが建てる家のみを見ると複数社をシンプルに比較できるため、営業担当者の人柄を考慮せずにハウスメーカー選びをしてみてください。
打ち合わせの前に質問・相談。打ち合わせは結論を出す場にする
「打ち合わせが長引いているのに家づくりが進まない」という場合は、打ち合わせの場を活用しきれていない可能性があります。
以下の流れで打ち合わせを進めることをおすすめします。
打ち合わせ日程を決める際に、「何を決定するための打ち合わせなのか」をハウスメーカーに確認する
↓
決めるべき項目に対して、疑問・不安などがある場合は、打ち合わせ前にハウスメーカーに伝え、回答を用意してもらう
↓
打ち合わせ当日には、疑問・不安を解消して目的の項目を決定する
上記のような流れにならない場合もありますが、「何となく集まり・その場で考え始める」よりも、格段にストレスのない打ち合わせになります。
ハウスメーカーの選び方
次に、ハウスメーカーを1社に絞る基準も紹介します。
- 各社に同じ要望を伝えて対応力・提案力などを比較する
- 標準仕様で高性能を提供しているハウスメーカーを選ぶ
- 施工精度に関する口コミ評価が高いハウスメーカーを選ぶ
- 設計・施工担当の顔が見えるハウスメーカーを選ぶ
- 2社で迷ったら家を建てた後も信頼して相談できるハウスメーカーを選ぶ
複数社の候補があるときに、具体的に何を比較するべきかをご確認ください。
各社に同じ要望を伝えて対応力・提案力などを比較する
前述した「ハウスメーカーに初めて問い合わせをする前に決めるべきこと」を参考にして各社に同じ要望を提示し、以下のような項目を比較すると、各社の対応力・提案力がスムーズにわかります。
- プランの完成度
- プランのバリエーション
- 予算オーバーの場合の提案 など
標準仕様で高性能を提供しているハウスメーカーを選ぶ
高い住宅性能を実現するためには高度な設計・施工技術が必要なため、「標準仕様で高性能を提供しているハウスメーカー=経験豊富で高度な設計・施工技術を持っている」と想定できます。
また、高い住宅性能は維持費を抑えることにもつながるため、必ずハウスメーカーの標準仕様の住宅性能を比較してください。
- 高断熱性・高気密性:1年を通して冷暖房効率がよく、電気代を抑えられる可能性がある
- 高耐震:地震発生時の損傷を軽減し、修繕費用を抑えられる可能性がある
- 自然光・自然風を活用する間取り:照明の使用が最小限になる
施工精度に関する口コミ評価が高いハウスメーカーを選ぶ
ハウスメーカーごとに良い口コミ・悪い口コミどちらもあるため、口コミでハウスメーカーの良し悪しを判断するのは難しいですよね。
口コミは、施工精度に関するもののみピックアップして比較し、実際にハウスメーカーが建てた家に住んでいる方の声を参考にしてください。
設計・施工担当の顔が見えるハウスメーカーを選ぶ
ハウスメーカーによって営業体制はさまざまですが、営業担当者は設計・施工の専門資格・十分な知識・技術を持っていない場合があります。
そのため、プラン作成段階で家づくりの専門家である設計・施工担当者に会う機会を設けているハウスメーカーは、顧客とのコミュニケーションを深める体制が整っていると判断できます。
2社で迷ったら家を建てた後のアフターフォロー体制が整っているハウスメーカーを選ぶ
魅力的な2社のハウスメーカーがある場合には、アフターフォロー体制も確認してください。
- 一定のサイクルで定期点検を実施
- 定期点検はないが、連絡をすればいつでも対応してくれる
- 24時間365日体制の相談窓口がある など
家は建てた後の歴史のほうが長いため、長期的に良好な関係を継続できるハウスメーカーを選ぶと安心です。
茨城県でハウスメーカーをお探しの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
ご家族の要望を丁寧に伺い、美しく快適な家づくりのプランを提案いたします。
ハウスメーカーの断り方|メールの例文
ハウスメーカーと打ち合わせが始まると長い時間接しますし、ご家族のプライベートな情報も伝えるため、「断るのが難しい」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
複数社を検討したうえで断るハウスメーカーがある場合は、お電話・メールなどで遠慮なくお断りの旨を伝えていただいて大丈夫です。
ハウスメーカーに断る旨をメールで伝える場合の例文 |
〇〇会社 〇〇様 お世話になっております。 先日はお見積もりをいただき、ありがとうございました。 検討の結果、他の選択肢を選ぶことにしました。 今後のご連絡はご遠慮ください。どうぞよろしくお願いいたします。 |
実際に、ハウスメーカーと何らかの接点(問い合わせ・モデルハウス訪問など)を持った方の中で成約となる確率は10%前後といわれていて、多くの方が成約まで到達しません。
これまでの打ち合わせ回数・ハウスメーカーの取り組みなどによっては断りづらい場合もあると思いますが、断ったことが今後の家づくりに影響することはないため、安心してご連絡ください。
まとめ
「ハウスメーカ選びに疲れた・楽しくない」とお悩みの方へ、現状を打開する方法、ハウスメーカーの選び方などを紹介してきました。
マイホームを検討し初めてから入居までは長い道のりなので、頼れるハウスメーカーの存在が必須です。
今回紹介した情報を参考にして、スムーズにハウスメーカー選び・家づくりを進めていただけると幸いです。